見出し画像

「応援」や「エール」ということについてのお話 【KOZUKA 513 shop paper vol19 2020/12】

**********
サッカーが特別に好きなわけではない テレビでも見ない 試合会場にも足を運ばない
けれど 試合の前なのか後なのか サポーターがスタンドで歌うのを見るのが好きだ
もちろんインターネットで見るのだけれど
川崎フロンターレは「川崎市民の歌」(好きです かわさき 愛の街)
川崎に住んでいると 塵芥車が流すメロディとして耳になじんでいる
短調から長調に移調するところがたまらなく心地よい
モンテディオ山形のサポーターは 「スポーツ県民歌」というものを歌う
   月山の雪 紅そめて 朗らに明けゆく新生日本
   興すは力 若き力 今さきがけて我ら起つ
山形県人は おそらく相当の確率でこの歌が歌えるはず
小学生の頃から何かしらの体育的行事で聞き 歌ってきているから
実はこの曲 詞は西條八十 曲は古関裕而
 
「エール」ロスに陥っている これほど毎朝見続けた連続テレビ小説もない
ツボはたくさんあったけれど あれだけ多くの歌える俳優が出揃ったすごさ
ミュージカル好きとしては 劇団四季に関わりのある俳優が登場するたび心が躍った
世代的に一年代上の話だけど 「この歌もそうか あの曲もそうか」と
なんとなく聞き覚えている歌曲が登場し 昭和の時代の複雑さ・豊かさを感じさせられた
 
令和2年の1年間に流行した言葉 今年を象徴する言葉
流行語大賞には案の定新型コロナ関係の単語がずらりと並んだが
個人的には「エール」が一番だと思っている
大変な時期を支えていた人々に 困難に耐えて生きている人々に エールを!
新しい年は 様々な困難を乗り越えた輝かしい年でありますように
**********


実は、朝の連続テレビ小説ファンなのである。

都内で仕事をしていた頃は、朝は早ければ6時過ぎに出勤ということがあり、録画しても見る時間などなかったから、朝ドラなど見ることはなかった。でも、朝ドラファンの友人に「あれはよい。これもよい。」という話は聞かされていたので、いつかはちゃんと放送時間に朝ドラを見て見たいものだと思っていた。(部分的に見たものや、レンタルして見たものは少しはある。歳も歳なので、けっこう昔の、例えば「おしん」とかも少しは見た記憶がある。でも、きちんと通して見たのは皆無。)

2018年4月、それまでの仕事を辞めた自分は、「よし、今日からは、リアルタイムで見るぞ。」と相当な決意で朝を迎え、多摩川沿いのジョギングもシャワーも朝ご飯の支度も全部済ませ、8:00テレビの前に座ったのだ。
その時の朝ドラは「半分、青い」・・・う~ん、なかなか難しい。

そんなこんなで、ちゃんと見たり途中で飽きたり、結局毎朝見ることはなかったのだけれど、「エール」は「これは!」と思ったのだ。
その魅力は本文にも書いたし、改めて書き出したら終わりが来ないかもしれないぐらい書けるのだけれど、とにかく、終わったときはロス感に苛まれた。
その後は、また見たり見なかったりだけど、「カムカムエブリィバディ」は久しぶりによいな、と思った。友人はそうでもなかったと言う。いったい何を見ていたのだ。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?