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豆腐メンタルが初めてカウンセリングを受けるはなし(その1)

豆腐メンタルの私が臨床心理士のカウンセリングを受けた話を書いてみる。
書くことで気持ちの整理に繋がる気もしている。
そして、どこかの誰かの参考になればうれしいなと思う。

さっそくだが、EAP(従業員支援プログラム)というものをご存知だろうか。会社員の方であれば会社の制度説明などで耳にしたことがあるかもしれない。
従業員のメンタルヘルス対策を目的に、会社が社内や社外に相談窓口を設置し、業務に関することやプライベートなことまで様々な悩みを相談できる制度だ。
私自身「あーなんか聞いたことはある。けどまぁ使うことはないでしょう」と、これまで特に気に留めたことはなかった。

2023年3月、3年半勤めた会社を退職して転職した。大きな括りでは同じ業界なのだが、未経験の業種と業務に挑戦することにした。
新しい会社と業務に不安半分、期待半分でドキドキしながら始まった入社初日に、さっそく心が折れる出来事に見舞われる。
詳細は割愛するが、所属する部の部長が、私が最も苦手とする高圧的な態度や言動をするタイプの人間だったのだ。

この部長との接し方や、慣れない仕事での失敗、苦手な仕事のプレッシャーで、もともと豆腐メンタルな私は、眠れない日が続いたり、仕事が終わった後や休日も憂鬱な日々を過ごすことが多くなった。何もしていないのに涙が出ることもあった。そして、この感覚や感情には覚えがあった。

新卒から12年勤めた会社を、転職先を決めずに退職した時のことだ。その時期は自分のキャパを超えた業務量に押し潰され、憂鬱を通り越して、自分なんかいなくなった方がマシと思うこともあった。通勤駅のホームにホームドアが設置されていなければ、危うく…というのも大袈裟な話ではなかったと思う。今になって振り返るとあの時もっと誰かに相談していれば違う未来もあったかもしれない。

最近の自分があの時期の感覚に近づいている実感があった。このままではたぶんマズイ。あの時の二の舞は避けたい。
でも、何をどうすれば改善するのだろう。部長との関わりは続いていくし、だからといって仕事を辞めるのは短絡的すぎるし、時期尚早だ。気軽に相談できる同僚はいない。
どうしたものかと悩んでいた時に、社内メールにEAP(従業員支援プログラム)の社外窓口を担当する企業が変更になるという案内が届いているのに気がついた。

あー!これだ。何をしたら良いかわからないし、一人で悩んでいても良い方向に進まない。こーゆうところに相談してみるのもいいかもしれない。このタイミングで案内が届いたのも何かの縁かもしれないし。
そんなきっかけで社外窓口でカウンセリングを受けてみることにした。

「カウンセリングを受けるはなし」とタイトルにしておいて、この人全然カウンセリング受けないな、と思われたなら申し訳ない。
カウンセリングを受けるまでの経緯やきっかけも記録しておきたいと思ったのだ。
実際のカウンセリングの内容や感じたことについては次回の記事で書きたいと思う。良ければまたお付き合いいただきたい。

つづく

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