『エクスペンダブルズ ニューブラッド(原題:Expend4bles)』を観てきました。

こんにちは。
鴨井奨平です。

『エクスペンダブルズ ニューブラッド(原題:Expend4bles)』を観てきました。
2024年になって初めて映画館で観ることになったのがこの作品です。
『エクスペンダブルズ』シリーズは今回で4作品目で、これまでちょっと首を傾げたくなるような作品もあったのですが(せっかくジェット・リーが出演しているのに、カンフーを繰り出さずに彼は機関銃をぶっ放すだけ、とかあった)、今回は面白かったと思います。

毎度毎度、『エクスペンダブルズ』のプロットって企画書にしたらA4一枚に満たないくらいシンプルなんですが、そのぶんアクションに全振りしてくれています。今回はほとんど2シチュエーション(めっちゃ少ない)で物語が展開されていました。シーンを大きく変える暇があるならとりあえずアクションやっとけ、というスタンス。いいですよね。
私は「ステイサム信者」なのでステイサムさんは言わずもがな、トニー・ジャー演じる謎(?)のタイ人バーサーカー、デーシャが好きでした。私は『マッハ!!!!!!!!』や『トム・ヤム・クン!』が好きで、懐かし気分になりました。タイ人バーサーカー・デーシャと鞭女・ラッシュの共闘は良かったです。しかしデーシャって最後までよく分かんないキャラクターでした(良い意味で)。
まぁ、この映画の褒め言葉は「アクションが良かった」で全て済んでしまうので、褒めるのはこの辺でよしておこうと思います。

『エクスペンダブルズ』シリーズはまた続編が出そうですね(そういう終わり方でした)。
続編が出るなら、「次はこういうのが良いなぁ」という私の要望をいくつか書いていこうと思います。こういう妄想も楽しいですよね。
まず、『エクスペンダブルズ ニューブラッド(原題:Expend4bles)』のウィークポイントは、「ジェイソン・ステイサムの映画になってしまっている」点だと思います。『エクスペンダブルズ』って元々、アクションスーパースターがたくさん集まる「お祭り映画」だったんですが(スタローン、シュワちゃん、ブルース・ウィリスが共演したこともありました)、今回は「ステイサム映画」として小さくまとまってしまっている印象です。これはこれで面白かったのですが、本来の「お祭り映画」に是非とも戻して欲しいですね。ステイサム信者の私が言うんだから、純粋な『エクスペンダブルズ』ファンの多くがそう思ってるんじゃないでしょうか。
一方、このシリーズの文脈で『エクスペンダブルズ ニューブラッド(原題:Expend4bles)』が新たに試みたこととしては、女性キャラクターをリーダー役として起用したことがあげられると思います。私はこれはすごく良かったと思います。作品の雰囲気がいい意味でガラッと変わりました。「強い男」ではなく「強い人間」を描くようになることで、このシリーズもより息が長くなると思います(そしてこっちの方がずっと観やすい)。『エクスペンダブルズ』の次回作が出るならば、女性キャラクターがより多く出ることになると思うのですが(むしろそれを期待します)、私は是非ともシガニー・ウィーバーに出演して欲しいと思います。スタローンとシガニー・ウィーバーの掛け合いとか、絶対面白いじゃないですか。
そういえば、『エクスペンダブルズ』が「男」に必ずしもこだわらない路線に舵をきったということは、随分前に噂されていた「女版エクスペンダブルズ」の制作はなされないということでいいんですかね(あえてやる意味も無くなったし)。

ところで、私はシネコンに『エクスペンダブルズ ニューブラッド(原題:Expend4bles)』を観に行ったのですが、客層は私が最年少といった感じでした(私は31歳)。今の10代〜20代はベタなアクション映画は観ないんですかね。最近はステイサムやスタローンの主演映画が民放のゴールデンタイムで放送されるのも少なくなってしまった気がするし。『エクスペンダブルズ』って若年層にどれくらいの訴求力があるんだろう?

今回はこのへんで筆を擱きます。

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