20年越しに『フレディVSジェイソン』
こんにちは。
鴨井奨平です。
アマプラにオススメされたので『フレディVSジェイソン』を観ました。
この映画、公開は2003年ですが(当時私は11歳)、今回で初見です。
子どもながらに当時は結構話題になっていた作品だと記憶しています。
2000年代になって『ゴジラ』シリーズが「○○VS○○」というタイトルから脱却し、それに代わって「異種格闘技」的な組み合わせの「VS」シリーズが流行った時期だったと思います。『フレディVSジェイソン』の翌年に公開されたのが『エイリアンVS.プレデター』でしたね。それからしばらく後に『ルパン三世VS名探偵コナン』なんてのもありましたね(この二人は別に戦ってた感じじゃなかったと思うけど)。
20年間気になってはいたけど、何となく観てこなかった『フレディVSジェイソン』。
重い腰を上げてとうとう観るに至りました。
観た感想として。
この作品は「ホラー」ではなくてガッツリ「アクション」映画ですね。
フレディとジェイソンのバトルに高校生たちが巻き込まれるのだけど、タイトル通り主役はこの二つのキャラクターです。
アクション映画の構造としては、『ジュラシック・ワールド』に近いかもしれませんね。
物語冒頭、もう明らかに殺されそうな女性が登場して、そしてやっぱり呆気なく殺されて、思わず笑ってしまいました。いや、良い意味で、ですよ。こういうのはもうお決まりの枕というか。このシークエンスを如何に魅力的に見せるかによって作品の価値が決まってしまうと言っても過言ではありません。『フレディVSジェイソン』もその期待を裏切りませんでした。
フレディとジェイソンはお互いの欲求、ないし本能に従って子どもたちを惨殺していくのですが、ジェイソンが「現実世界における恐怖」を担い、フレディが「夢の世界における恐怖」を担っていました。この二つのキャラクターの役割分担は上手いなと思いました。寝ても醒めても、ずっと恐怖。
この作品では「恐怖に対する向き合い方」がテーマとして示されていました。
「恐怖から逃げるな。恐怖を忘れようとするな。恐怖は向こうからやって来る。恐怖には真っ向から立ち向かえ」
私は怖いものや嫌なものからはすぐ逃げてしまう性格なので、この映画を観ていてなんだか反省した気持ちになりました。私はホラー映画では真っ先に死んでしまう人物なのだろうな……。
フレディとジェイソンは二人とも全然死なないし強いしで、まさしく死闘が繰り広げられていいました。
私としては、フレディが映画冒頭で男の子をベッドでサンドウィッチにして殺すのだけど、それがお気に入りのシーンです(映画を観てない人はこんなこと言われても意味わかんないだろうな)。こんな殺し方がるのかよ、と感心してしまいました。
何だか、この映画のスタッフが「どんな風に殺してやろうか……」と「楽しみながら」思案していたのが目に浮かびます。
それにしてもフレディもジェイソンも、とても魅力的なキャラクターですね。
私もあんなキャラクターを作りたいなぁ。
今回はこのへんで筆を擱きます。
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