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広島のベンチャーが集まる合宿「ENJIN」開催しました!!

”ENJIN”とは?

広島のベンチャーマインドを持つ企業人が集う研修合宿です。
株式会社アトモニの代表取締役の栗田康二さんとフウドが主催となり、第1回となる今回は、2023年7月29日から30日の1泊2日のプログラムを企画。SKY SOCIAL株式会社さまやSansan株式会社広島オフィスさま、合同会社GeneLeafさまなど、広島市内や江田島市内に本社や支社を置く、ベンチャーマインドを持った企業の7社9名が参加しました。

ENJIN参加メンバー

私たちが運営する「コミュニティスペース・フウド」を主会場とし、瀬戸内海の景色を見下ろしながら、合宿スタート!
まずは主催者である株式会社アトモニの栗田さんとフウド後藤から”ENJIN”に対する思いを共有させていただきました。

今回は、広島で起業や支社開設をして数年以内の企業からの参加者がほとんど。「広島のベンチャー企業がこんなに集まることはあまりない。今日皆さんの顔を見て、本当に集まってくれたんだと実感して嬉しく思っています」と栗田さん。

ENJINへの思いを語る株式会社アトモニ代表取締役の栗田さん

自分の人生を紹介する相互理解タイム

最初のプログラムとして、私たちがいつも大事にしている「人生紹介」のワークを行いました。
自分自身の人生を振り返りながら、幼少期から現在までの出来事とそのときの自身のモチベーションをグラフに表し、紹介していきます。
初めて会った人に人生を紹介することは中々勇気が必要なのですが、ここでできるだけ自己開示することで、互いの距離がぐっと縮まります。

人生紹介についてファシリテーションするフウド後藤
自分の人生をグラフに表す

集まっている人が人なだけに、それぞれが書籍になりそうなくらい濃い人生を送っていて、最初のプログラムからかなりの盛り上がりになりました。
自分自身の考え方が変わるほどに仕事で打ちのめされたこと、自分の弱みと真正面から向き合ったからこそビジョンが定まったこと、夢中になれる趣味と出合えたこと……。
「仕事で営業を担当した時期にターニングポイントがある人が多いんですね」と参加者同士が話し合うシーンも。お互いがこれまでに過ごしてきた時間や考え方をさらけ出すと、思いがけない共通点が見つかることもありました。

自分の人生をグループメンバーに紹介する

レクリエーションはやっぱりSUP

昼食をとったあとは、江田島市能美町の長瀬海水浴場へ。
このシーズンの研修では定番のレクリエーションプログラム「えたじまSUP」に挑戦してもらいました。
今回はもともとスポーツをしていた人も多かったので、普段よりも少しハイレベルなプログラムにしてみたところ、みなさんチャレンジ精神がとても高く、インストラクターとしてもやりがいがありました。
普段は最前線で活躍するビジネスマンが、江田島の海の上では自分を解放して思いっきり遊ぶ。これが広島をリードするビジネスマンの流儀です。

晴天のもと穏やかな江田島湾でSUPを楽しむ
普段はゴリゴリのビジネスマン、海の上では無邪気なパドラー

遊んだ後は学びあう

SUPの後は宿泊場所でもある江田島カヌークラブのクラブハウス「だんだん」に移動。1日目の最後のワークは栗田さんによるファシリテーションで行いました。
SUPを終えたここまでの印象を尋ねると「広島市内から車で少し移動しただけとは思えない環境。羽を伸ばしている」「まるで大人の夏休み」と参加者は楽しそう。
ワークのテーマは、栗田さんが事前に参加者にヒアリングを行う中で見えてきた「広島での採用、育成、営業についての課題」。一人や二人で行っていた業務を拡大してチームのメンバーが増えると、コミュニケーションラインはどれほど増えるのか。マネージャーとして、意思決定の背景をメンバーに伝えることがいかに大切なことであるか。などなど、栗田さんの知見をもとに様々な問いを立てていただき、それについて参加者同士で意見をシェアすることはとても有意義な時間でした。

人材マネジメントなどについてレクチャーする栗田さん

お待ちかねのバーベキュー

頭と体を使った1日の締めくくりは、みんな大好きバーベキュー。ゲストハウス「だんだん」の庭を会場に、江田島の野菜やイノシシ肉なども用意し、みんなで火を起こして、食材を焼いて、汗をかきながらビールを飲む。贅沢な時間を共有しながら交わすコミュニケーションが一番の交流になります。実はこの時間も、より深く仕事についての情報交換ができる機会になるのです。

炭の火起こしもプログラムの一環です
バーベキューを囲んで乾杯
普段から切磋琢磨している企業同士だからこそ盛り上がる

締めくくりは焚火トーク

フウドの研修では定番になりつつある焚火トーク。トークテーマを貼った薪を伏せて並べて、参加者が一人ずつ薪を選んでそこに書いてあるテーマについて語るというこのプログラムでは、また一層深い部分で一人一人の思いを知ることができます。
仕事が最優先という考え方が変わったターニングポイントや、会社の先輩への尊敬の気持ち。それぞれが語る言葉に、お互いに耳を傾ける時間となりました。

焚火の揺らぎは心臓の鼓動や波の打ち寄せるリズムと同じなので落ち着いた気持ちで語らえる

DAY2は朝ヨガからスタート

研修二日目の朝は、広島からインストラクターの方に来ていただきヨガをみんなで行いました。
「皆さんは普段ハードにお仕事をされていると思うので、これからの時間は自分自身のための時間にしていただけたら」
というインストラクターの言葉が沁みました。
終わった後は「意外と気持ちよかったぁ」「毎日やりたいね」など、みんなすっきりとした顔。

ヨガのポーズを決めるビジネスリーダーたち

ENJINフィードバック

ヨガでじんわり汗をかき、体がほぐれたところで少し遅めの朝食をみんなで作って食べました。
ここでも島の食材をさりげなく、しまのパン「souda!」さんのカンパーニュとブリオッシュをいただきました。いつもお世話になります。
朝食後は、最後のワーク。
テーマは、今回の開催がトライアルでもあった「ENJIN」へのフィードバック。グループワークを行ったのち、各グループから今後「ENJIN」をよりよくしていくためのアイデアを共有しました。

グループの意見を発表する

「SUPやバーベキューなどとにかく楽しかった。研修だと考えると、持って帰ることができるものがもう少し明らかになっていると良かった」
「地域に暮らす人と、地域の課題について本音で話せる機会があるといい」
「広島県のいろいろな場所で開催すると、“地域を知る”という点も自分たちの財産になるのではないか」――。
全体的に「とにかく楽しかった」というポジティブな意見と「ビジネス研修として得るものがあればよりよい」という今後の改善点についての意見が共通していました。
とてもありがたい意見をもらったので、今後のENJINの企画に生かしていきたいと思います。

円陣になって振り返る

研修の終わりには、参加者がぐるりと車座=円陣になり、2日間を過ごした感想を発表し合いました。広島に来て間もない参加者が話したのは、似たような境遇にいる参加者とつながることができた喜び。「ビジネスマンとしてというより、“仲間”が増えたような気持ち」「広島に来て本当に良かったのか悩んでいたが、活躍する皆さんとつながることができた。自分もここにいていいと言われたような気持ちです」と。

円陣になって合宿を振り返る

江田島に拠点を置く企業にとっては、参加者が江田島の環境を楽しんでいることも刺激になったようです。「江田島にはまだまだ力があると改めて感じました。この場所を使って何か価値を提供できることもあるんじゃないか」

そして、その姿勢は他の参加者にとっての刺激にもつながります。「地域を盛り上げたり、何とか課題を解決しようとしている姿を見ると自分ももっとできることがあるのではないかと感じます。これからはもっと情報を取りに行くようにしたい」

最後はフウドの前で集合写真を撮って解散。
翌日からまたビジネスの第一線で活躍するべく三々五々、江田島を旅立っていきました。

第1回ENJINを終えて

第1回ENJINの記録をnoteにまとめる作業を通じて、改めて「開催してよかったなあ」という思いがじわじわとこみあげています。
栗田さんと僕(フウド後藤)が求めていた、ベンチャーマインドを持つ広島のビジネスリーダーたちが集まり、つながり、刺激しあうことがかなったことは本当に感無量です。
だからこそここで途切れさせることなく、次回はさらにバージョンアップした企画をつくりたいと思います。
「皆さんが楽しんでくださって、率直なフィードバックをもらえたことがとても嬉しい。普段とは違う場所で時間を過ごして生まれるものがあると信じているので、これからも意見をもらいながら続けていきたいです」と語った栗田さんの言葉どおり、これからの広島のビジネスを引っ張っていく人材のよりどころとしてエンジンを動かしていきます。

追伸
終了後、一部の参加者は江田島で釣りを楽しんで帰ったそう。
そこそこの釣果もあったようでなによりです。
エンジンを動かすためには”遊び”というガソリンも必要ですね。

文/後藤峻 編集協力/時盛郁子

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