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シニア・スキーのおすすめ(3) スキーを始めるには

 スキーを始めるためには、当たり前ですが、スキー道具が必要になります。でも、これが意外と面倒。主にスキー板、スキーブーツ、ストックですが、これらは当面レンタルで行くこともありです。ただ、ウェアに手袋など、小物や備品もいろいろ必要で、揃えようとすると大変です。ウェアといっても、スキーウェアの中に着る物も必要で、私は今は専用のインナーや防寒のアンダー(下着)を3日分確保しています。近年スポーツ用のウェアは進歩していますから、とくにアンダーなんかはスキーに適したものを選ぶ必要があります。細かい話ですが、暖かくて保温できるのはもちろん、適度に動きやすさと汗を発散できる機能があると良いです。例えば山用に暖かいアンダーは寒さには最強ですが、汗や動きやすさについて欠けることがあります。また、スキー用のアンダーをゴルフ用にも兼用したいと思いましたが、スキー用では体を動かしづらく、ゴルフのスイングが、ちょっと難しかしくなります。あと、靴下なども必要で、スキー専用に用意するのは大変ですが、それでも無いと困るので、一通り確保しています。

「試乗会への参加」
 道具のメインは、もちろんスキー板とスキーブーツです。始めるに当たって、まずスキー用品のお店に行って、私は中級レベルで、妻は初心者レベルのものをとりあえず購入しました。道具は消耗品ですので、また買い替えますし。スキーの板やブーツは本来レベルに応じて選択する必要があります。普通上達するにつれ、スピードが上がるので、しっかり踏み込んでその反発が得られる板が良いことになり、固く高くなっていきます。こういった話、わりと面倒ですよね。普通はお店の人に聞けば大丈夫です。ただ、少しお勧めは、スキー板の長さを選ぶときには短い目が良いです。これは、ターンで回しやすいというのもありますが、荷物として持つときに軽くなるのが良いところで、かつ車の中にも積みやすくなります。スキー板の性能とは違うところですけどね。
 始めて数年後、とあるスキー仲間から、スキー板の試乗会に行かないかと誘われました。シーズン終わり頃で自分たちのスキー予定が終わった頃だったので、とりあえず日帰りスキーのつもりで、参加してみました。その試乗会では、試乗用の板がゲレンデの一画に並べられていて、試したい板を自由に選べるようになっていました。板を指定するとメーカーの人がブーツに合わせてくれます。原則リフトに1回乗って降りてくるまでの試乗のようでしたが、気に入った板はつい何回も滑ってしまいました。妻は小柄なので、女性用だけでなく子供用の板も試しました。子供用といっても大人向けと同じ造りになっているようで、安価になっているところもよく、結局妻が気に入って選んだのは子供用の板でした。私はそれほどは大きく板の違いを感じませんでしたが、妻はこの板が反発が良くターンしやすいと、板の違いを感じたようです。この後、この試乗の結果からスキー板を買い替えたことは言うまでもありません。ちょっとした出費でした。今一番古い道具は私のブーツで、そのうち出物があれば買い替えたいと思っています。道具は使っていると愛着もあるので、なかなかさっとは買替えにくいですね。

「ヘルメットを被りましょう」
 スキーをやっていて、やっぱり必要かなと思うのがヘルメットです。若い頃はヘルメットなんて、全く考えられず、帽子でも面倒で、晴れているときは首にバンダナを巻いて、サングラスだけで滑っていることが多かったです。バンダナは気持ちだけの寒さ対策で、吹雪くと顔をカバーできます。本当に若い頃は若いですね。歳を重ねて頭はキチンと守った方が良いと考えるようになりました。再開当初は暖かい帽子でしたが、妻から強く勧められたのもあり、ヘルメットを着用するようになりました。といいながら、ヘルメットにしたのは、スキーで転倒したときに、頭を打つことが増えたと感じたからです。若い頃はそうでもなかったように思うのですが。歳を取ると、転倒の際に勢いで頭を打つことが増えるのでしょうね。スキーを長く続けるために、身体は大切にしなければなりません、とくに頭は。スキーをするには、帽子よりもヘルメットの方が安全です。
 身体を大切にするのには、ヘルメットだけでなく、サポーターもいろいろとあって使うと良いです。スキーよりスノボ向けにサポーターがありますので、そういうのを利用すると良いと思います。妻は膝を不安に思っているので、膝のサポーターを活用しています。
 スキーの道具もいろいろです。妻と一緒にスキー用品の店で、ああでもないこうでもないと、いろいろ言いながら道具を見るのは楽しいです。車の中にスキー板を乗せるための両端だけのカバーも、神保町辺りを妻とブラブラしながら見つけました。実際にスキーで滑るだけでなく、スキー場以外でも、妻と一緒に楽しんでいます。

「日程の確保」
 スキーをするのに、道具以外でネックになるのは、日程の確保、すなわち休暇の取得です。普通に土日の休みだけだと、連続3日は滑れない。3日滑るためには、最低1日休暇を取って、土日にひっつけなければなりません。休暇の取得も年に1回ぐらいは希望通り取れると思いますが、特定時期に毎月2日以上になるとどうでしょうか。私は年齢のこともあって、割り切って、スキーに行くたびに何とか金曜日に休暇を取ることとしています。冬の間だけということですが、それでもペースとして隔週で月2回にはなるので、仕事のスケジュールには支障が出ないように気を使います。こういった休暇の取得は、仕事の業種や業務内容によっても異なりますので、苦労の大きさは人それぞれですね。土日だけで行くというのを考えることもありです。ただ、スキー場の混み具合の面では、何と言っても平日が有利です。すいていると、ゲレンデだけでなく、車の移動や駐車場の利用も楽ですよね。私としては、年齢が高いこともあって、できるだけ平日を活用したいと思っています。元々平日に休みがある人は有利なのかもしれませんが、それでもどんな人も日程の確保は一工夫必要なのではないでしょうか。
 私たち夫婦の場合、毎シーズン、スキーに行く日程の取り方が年末からほぼ隔週のペースとなっております。スキーに行った翌週は、使った道具の手入れや衣類の洗濯等とし、併せて、次の週に向けて準備をすることになります。そういうことで、冬場は月2回は休暇を取っています。私の仕事はそれほど日程に縛られないようなラッキーなこともありますが、この形で、今までスキーを続けられています。こんな感じでスキーができて、私たち夫婦は、本当に幸せなのでしょうね。

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