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シニア・スキーのおすすめ(5) 孫スキー

 妻と二人でシニアスキーを楽しんでいますが、常に二人ではありません。会社で、スキー合宿に参加したり、ウィンターリゾートの参加募集に仲間で応募したり。妻と二人とは違う楽しさがありますが、いろいろと仲間に迷惑をかけないようにしなければなりません。とくに若い人はガンガン滑りに行くので、常時着いてはいけません。
 一緒に行くメンバーとして、とくに妻が喜ぶのが、可愛い孫とのスキーです。

「小さい頃」
 小さな子供にスキーを教えるのは難しいです。孫の初めてのスキーは、落ち着いたNASPAスキー場にして、スクールに入れました。男の子でまだ5才ぐらいでしたが、始めは板を履いてシャキッと立てない感じでしたが、丁寧な指導により、一応超緩斜面を真っ直ぐ降りる感じにはなり、孫には半日程度でしたが、スキーができたと思えました。まずは良かったと妻と喜びました。
 つぎに行ったのは、もう少し大きくなって、孫も緩斜面を普通に滑れるようにになっていました。まだまだ鹿の子供が初めて立ち上がったところのような滑り方でしたが。このとき行ったのは草津温泉スキー場で、このスキー場は少し事情があって、奥の部分が無くなりましたが、ロングランの緩いコースがあります。そのコースで、妻が孫に着いてきなさいといって、自分が前を滑り最後を私が追っかけるという形で、3人一緒に滑りました。妻は、自分が孫を先導して、こうして3人で滑れたことに痛く感動して、こんなことができるとは思ってなく、自分がスキーができるようになったからで、スキーを始めて良かったと感動していました。私もせっかくですから後ろから、スマホでビデオ撮影し、孫の滑っている姿を撮りながら、孫を先導している妻を動画に納めました。妻は3人で滑れて良かったねと言います。ただ、あれだけ感動していたにも関わらず、動画再生を求めることは少なく、私からほらほらと見せる程度でした。

「孫の成長」
 小学校高学年になってくると、孫もしっかりとしてきます。3回目は猪苗代スキー場で、孫のレベルに合わせて、下の方の緩斜面を滑ります。そのときの孫は、ボーゲンで真っ直ぐ最短距離のように滑っていて、それで、勢いに乗ってちょっと止まりにくそうな感じでした。私は孫に、「スキーはターンしながら、滑るんだよ」といって、妻の後に付いて滑らせました。妻と一緒に、スピードを出し過ぎず、滑りをコントロールできるようになりました。
 この程度のこと、今までどうして?と少し不思議でしたが、スキーから帰った後、孫が「ターンできるようになったんだよ」と嬉しそうに話していることを娘から聞きました。ただターンさせただけですが、孫に喜んでもらえたようです。
 最後は昨年末で、たかつえスキー場でした。もう普通の練習バーンは自分で自由に滑ります。ボーゲンですが。それで妻と話をして、もう少し急な斜面に行きました。流石に斜面が厳しくなると、体が山側に倒れてしまい、上手く滑れないみたいです。それで、簡単にアドバイスしました。「そんなに体を山側に倒していると普通に滑れないので、もっと斜面に垂直に立つ感じにするといつも通りに滑れるよ。」
 驚きました。孫は「なるほど!」といって、その後はいつもと同じようにターンしていくのです。妻が言います。孫には形を教えるよりも理屈で教えた方が良いのかも。
 その後は孫は私たちに遅れず着いてきます。「もう、抜かれちゃうね」と妻が寂しそうに言いました。でも、上手くなってほしいから、仕方ないですよね。
 年寄り二人はすぐに休憩したくなります。孫は元気なので、「勝手に滑ってきても良いよ」というと、孫はうんといって、一人でさーっと滑りに行きました。きつい方のコースのリフトに行くところ見て、逞しくなったなあ、と二人でいい合いました。ボーゲンだけど。

「貸出し依頼」
 妻は娘に、もっと孫をスキーに貸してほしいと、いつも要請します。まだ4回しか一緒に行けていません。ところが、娘からは学校が忙しいからダメ、といわれます。孫は学校のイベントでのスキー教室にも行っているようです。そのため、都合の合うちょっとしたタイミングしか、一緒に行けません。残念です。孫も誘うと行くといいますが、年に1回でも行ければ良いところです。
 今、妻はもう一人の孫、下の子を狙っています。その子は、猪苗代スキー場でスキーデビューする予定だったのですけど、パパが背中を押したときに怖がって、やめてしまいました。どうもドン!と押したようです。なんとまあ。そのため、妻は下の子に、もう大きくなって大丈夫だからと猛アプローチをかけています。最近、下の子から、平らなところなら、といわれているようで、全部平らだっていっておけと指示しています。斜面じゃないと滑れないのですが。
 孫とスキーをするには、レンタルとかにも時間を取られますが、仕方がありませんね。多少の不具合があっても、一緒に行くと嬉しく楽しいです。何といっても、孫は人生のデザートですから。

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