料理探究家トミー

壱岐島ラスト縄文人雑記

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最近の記事

夏の終わりとニホンミツバチ

夏が終わりに近づいてくると、 スズメバチの活動が盛んになってくる。 スズメバチたちは、ニホンミツバチの蜜も、ミツバチも食べてしまうから、この時期になると、会長も 警戒して見廻りをする。 偵察に来た1匹を早めに殺してしまえば、近くに巣をつくられる事を阻止できるからだ。 とても暑くて、雨もすくなく、スズメバチが全国的に多くなりそう、との事。 今年は、蜘蛛(女郎蜘蛛)が島内にとても多くて、蜂たちが食べられる事も多かった。 (一箱あたり三分の一くらい食べられているかも、と) 今

    • 日本蜜蜂の養蜂②

      蜜蜂の箱を下から足していき、いっぱいになったら巣と蜜(巣蜜)を箱ごと切り出して行く。 最上段を切り出す。 これを、みんな「はちきり」と呼んでいる。 ど素人のわたしは、なんのことか「???」 だったけれど、なるほど、蜂の巣は木の巣箱にぴっちりと作られているので、それを取り出すには、巣と木箱の間を包丁で切り込んで外していくのだ。 この切り出しがことの外、かなり重たくて、わたしのちからではぐいぐいと進めるのが難しかった。 (だいたい会長がやっていると簡単そうにみえる不思議) は

      • 日本蜜蜂の養蜂①

        壱岐島での養蜂は、日本の固有種である日本蜜蜂が主だ。 西洋蜜蜂の養蜂をされている方はとても少ない。 平山旅館、会長平山敏一郎氏が、お世話しているのも日本蜜蜂でその数は50以上にもなる。 お隣の国境離島仲間、対馬でも、日本蜜蜂の養蜂が盛んだ。 壱岐では、重箱型の蜂箱を組むやり方で、対馬は丸太の内側をくり抜いた蜂洞を使っているところが多い。 日本蜜蜂は、西洋蜜蜂に比べて採蜜できる量が少ない。 そして、巣がちょっと気に入らないと、もっと気に入る場所を探して出ていってしまうらし

        • -番外編-梅の木と。

          平山旅館では、有機JAS認定を受けた、オーガニックの圃場にて旅館で提供される野菜を栽培している。  その圃場の中に、梅の木が78本植っている圃場がある。 先代女将の宏美さんが豪快な方で、一息に梅の木を植えたそうだ。 平山旅館の壱岐ものやで、青梅の出荷用として、梅干しや、梅酒などの加工品として栽培されている。  この梅の木が立派なもので、でも78本の木を旅館や壱岐ものやの業務と並行してするのが難しく、また梅の木はいっぺんに実がなり、収穫期が短い果実なのでちょっと管理のお手伝い

        夏の終わりとニホンミツバチ

          ラスト縄文人雑記はじめます。

          壱岐島、勝本町、湯の本温泉。そこにある、平山旅館。 1200年の歴史を持つ老舗の温泉旅館だ。 以下、平山旅館公式ホームページから抜粋。 ~平山旅館一の働き者。早起きして勝本漁協のセリ市に出て、ニホンミツバチを飼い、鴨網で天 然真鴨を採り、ウナギを釣り、鯛を釣りイカを曳き、島を訪れたお客様に最高の食材提供を目指す男~ 平山敏一郎会長は、和食の料理人であり、 平山旅館の食を底から支えている。 現女将、平山真希子さんから、会長のサポート件、記録係をやってみない? とお話

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