文字の瞑想
文字を書くのが好き。
万年筆が好き。
インクの色も楽しみたい。
とくれば、こういう本は大いに役立ちます。
様々なフォントや用紙が用意されていて、お気に入りのペンとインクで文字をなぞれる本です。
ファンタジー世界満載の文章も楽しい。
じつはこちら、2年前に買って数ページ書いたきり本棚の奥にしまい込んでいました。
久しぶりに書いてみたら……。
あー、やっぱり楽しい!
自分の字との「違い」を味わう。
じっくり、ゆっくり文字と向き合う。
書くという作業をしているうちに心が凪いできます。
まるで写経?
そういえば、昔、お寺で写経の体験をしました。
仄明かり。
お線香の香り。
静謐な場所。
筆を動かすことに集中するのですが、そうすればするほど体の力は自然と抜けてきてリラックス。
書き終えた時には憑き物が落ちたようでした。
そんなことを思い出しながら、毎日なぞっています。
アロマかお香を焚いて雰囲気を出すのも忘れません。
外は息苦しいほどの猛暑ですが、ペンを握るこの時間だけはそれを忘れられます。