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#029:管理職の打診があったらやってみればいいんじゃないか

たくさんの投稿の中から見つけてくださって、ありがとうございます。
今回は、管理職を少しだけ気楽に考えてみたらどうかという話です。

全てにおいて誰よりも分かっている必要はない

業務の専門知識をたっぷり持ったエースがゆくゆくは管理職をやるようなイメージがあるかもしれません。
それは「半分正解くらい」かなと私は思います。
十分な専門知識を持っていれば、まず最初としてはやりやすそうです。
エース級な人であれば自他共に認める実績もあるし、メンバーの信頼度も最初から厚くなります。
でも実は「エース=よい管理職」になれるとは限らないのではないでしょうか。
スポーツでも優秀な選手が監督・コーチとしてうまくいくわけではありません。
最終的にはチームとして必要な専門性はメンバー自身が持っていればよく、そんな中でもマネジメントしていけるようにならないとやがては行き詰まります。

管理職としての専門性が身についてくる

最初は若葉マーク付きからスタートした管理職ですが、やがて管理職としての専門性が少しずつ高まってきます。
そうなってくると、次は未経験業務の部署の管理職になる可能性も出てきます。
今まさに私自身がそんな環境に身を置いているところです。

自信がなくて当たり前

最初から自信満々に管理職につく人はまれなのではないでしょうか。
よほどのブラック企業でない限りは、管理職候補者の特性や束ねることになる集団の現状も踏まえた上で、その方が管理職として活躍できると期待しての任命すると思います。
「任命責任」は上位職にあるんだから、と少しだけ気楽に考えて引き受けてみてもいいのでは。
チャンスだと思って一度やってみることで、初めて分かることもあるはずです。

管理職をそんなに特別視しなくても

私は「職位はただの役割分担であり、そのシーンに最も相応しい演者がキャスティングされているだけ」と思っています。
なので、状況に合わせて設置すべき管理職のタイプを変えることも必要だと思っています。
有事に強いタイプ、規律を重んじるタイプなど、その集団の課題を解決させるためにアサインされた請負人的な管理職とでもいう感じでしょうか。

その時は急に来る

組織はピラミッド型です。
管理職はポスト数も決まっているので、上の人がいなくなったりした時に急にお鉢がめぐってくることも多いと思います。
来たるべき時期がはっきりしていて、そこへ向けて計画的に育成されているなら心の準備もできていますが、そういう時ばかりではありません。
前任者の急な退職や休職が発生することだってあります。
そんな時に管理職の打診があったら、、、
白羽の矢が立つまでには相応のセレクションを経ていると思いますので、思い切って引き受けてみてもよいのではないでしょうか。
緊急時なので各所(上位職、メンバー、周辺の管理職)からの援助も期待できそうですし、スムーズにできなくても当たり前。
大いに感謝されそうです。

管理職にはいくつかのミッションがあると思います。
私はその中でも「メンバーのパフォーマンスを最大化すべく支援すること」に興味があり、とても面白い仕事だと思って取り組んでいます。
そういう形もあっていいと思えた時に気持ちがやっと楽になったというのが正しいかも知れません。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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