ベースを始めたきっかけ


高校1年生でクラブに悩んでいた僕は
ダンス部か軽音部の2択でした。
(美術部は無かったので)
当時は中学校からの流れでヤンキー君と仲が良かった。
ぼくらは「なんかイケてること始めようぜ」
と意気込んでいた。

両方のクラブを見に行くが僕としては「本当にどっちでもいい。とにかく新しい事を始めたい。」と思っていた。
ヤンキー君はヤンキーなので、やはり何をやるにも続かず全てを環境のせいにして1人で怒ってヤンキーになりました。

高校一年の夏、
新しくできた友達と音楽の話になりアジカン、ランクヘッド、ラッドウィンプス、藍坊主など聴きいてました。そこで邦楽中でもボーカルがメインでないジャンルがある事を薄々勘付いて来ました。

そして友達が言う「この曲ベースがカッコいいよね」と言う言葉に衝撃を受けました。

「こいつ音楽の何を聴いてるんや!?」

彼の言葉が音楽玄人過ぎて、その日から僕はJpopでもベースを中心に聴くようになりました。

それから少し経ち、ぼくは中学の時の友達の家へ遊びに行きベース(実物)に出会いました。
ギターより大きくてカッコよかったです。

「おれ今中指怪我しててベース弾けんけぇ大江さん貸してあげるよ」と言われポルノグラフィティの楽譜と一緒に無期限でベースを借りることになりました。

そこからポルノグラフィティのメリッサという曲をチューニング狂ったまま半年くらい練習してました。1ミリも弾けてませんでした。
というか、何が正解か分かってませんでした。

高校2年生になりクラス替えがあり
見事にクラスが「軽音部かそれ以外か」みたいなカースト制のクラスでした。

ベースにめちゃくちゃ興味があったので直ぐに軽音部の連中に話しかけて、クラブを見学に行くことになりました。
「ベースやりたい」というと皆「いいね!正直ベースが1番かっこいい」と言ってました。


バンド初心者からしたら人気がない楽器で有名なベースですが何故彼らの口からそう言った言葉が出たのか。
それは当時広島市内のライブハウスでは修道高校の軽音部の連中が毎週末レッチリやMR.BIGやパンテラやS.O.A.Dを弾き倒していてブイブイ言わせていたからだ。
まあベーシストが目立つ、目立つ。

彼らを目指して頑張ってほしい!と
皆ぼくがベースをやることにとても肯定的でした。

それから夏休み。
「10日で弾けるエレキベース」と言う本を30日かけてじっくりやりました。
同時にミスチルの抱きしめたいの楽譜を持っていたので覚えていきました。

ドラマーやギタリストも付き合ってくれて
初めてスタジオに入りバンドの楽しさを実感しました。
「ここまで積めたらバンドで使い物になれる」
「みんな頑張ってるからぼくもやらなきゃ」
など今までに無かった質と締切の意識ができ、どんどんバンドにのめり込んで行き、

気づいたら大学受験の勉強1ミリもしてませんでした。

チャンチャン👐

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