恐れ・疑いの中で現れてくれる神

2024年4月21日 ニューライフキリスト教会 豊田牧師 「復活の命に生きる」シリーズを聞いて

イエス復活の朝のマグダラのマリア


7つの悪霊を追い出してもらった人。

ヨハネ20:11 イエス・キリスト復活の朝、イエスの墓をのぞきこんで泣いていた。
み使いに、「誰かが私の主を取っていった。どこに置いたのかわかりません。」と言った。

ヨハネ14:18 イエス・キリスト「私はあなた方を捨てて孤児にはしません。あなた方のところに戻ってきます。」

ヨハネ20:14-15 イエス「だれを捜しているのですか。」とわかりきったことをマリアにきいた。
マリアは、彼が園の管理人だと思った。

イエスは、時々当たり前のわかりきったことを聞く。
ヨハネ5:6-7 病が癒されるのを望んでベテスダの池のそばで寝ている人に、イエス・キリストは「よくなりたいか」と当たり前のことをきいた。
しかし、病人は長年の失敗であきらめていたので、本当の望みを言えなかった。

マリアも、イエス様に会いたいというのが本当の願いだったが、あきらめて、イエス様の遺体を引き取りたいと言った。

イエス・キリスト「マリア」
それを聞いて、マリアはイエスだと気づいた。
イエス「わたしにすがりついてはいけません。」
マリアは安心を得ようとして、すがりついた。
イエスは、もうすぐ父の元に帰るので、マリアと会えなくなるため、そう言った。

ヨハネ20:18-20
マリアは行って、弟子たちにイエスと会って話したことを伝えた。

弟子たちは、ユダヤ人を恐れて施錠して息をひそめていた。
イエスは恐れのただ中にご自身をあらわされ、「平安があるように」と言う。
弟子たちは喜んだ。

次のように祈るといい。
「主よ、私の恐れの中であなたと出会わせてください。「平安があるように」と声をかけてください。」

トマス


ヨハネ20:24-25
デドモと呼ばれるトマスは、その時いなかった。
彼は、勇敢な人だった。

ヨハネ11:3-8
イエスがラザロのためにもう一度ユダヤに行こうとした時、殺されるかもしれないから弟子たちは止めた。
しかしデドモと呼ばれるトマスは、「私たちも行って、主と一緒に死のうではないか。」と言った。

ヨハネ20:25
弟子たちは「主を見た」と言ったが、トマスは「傷跡に触れるまで信じない」と言った。
トマスには、なぜ私がいない時にイエスがほかの弟子たちに現れたのか、という疎外感があったのではないか。

蘇られたイエスの体に傷跡があったのは、弟子たち、特にトマスが信じるためではないか。

ヨハネ20:26 八日後、弟子たちは再び家の中におり、トマスも彼らと一緒にいた。戸には鍵がかけられていたが、イエスがやって来て、彼らの真ん中に立ち、「平安があなた方にあるように」と言われた。

8日前、イエス様に「平安があるように」と言われたのに、まだ恐れていた。トマスまで恐れに影響されて一緒にいた。
不安は伝染する。

何度も何度も「平安があなた方にあるように」と言われる必要がある。

ヨハネ20:27-28
イエスは、トマスが信じたいけど信じられないということを知っていた。

神様は、ただ「信ぜよ」と言うだけでなく、信じることができるように、それぞれにしるしを与えてくださる。

ヨハネ20:29-30
イエスは、しるしを求めてはいけないとは言ってない。

私たちは、「私があなたを信じることができるように、あなたを私に現わしてください。」という祈りを大切にしたい。

「イエスは弟子たちの前で、ほかにも多くのしるしを行われた」

「私にわかる方法で、神様を現わしてください」と求めるのは健全。

私たちの恐れの中で、疑いの中で、神はわたしたちに現れたいと思っている。

「あなたが信じるかどうかにかかっている」とはおっしゃらない。
「あなたが信じられるように私は何だってする。あなたに私を現わしていく。」という神様に対して、

「私の弱い信仰を助けてください、信じたいけど信じられない、この私をどうか助けてください。あなたを私に現わしてください」と祈る私たちでありたい。

今回の新発見

今まで、「聖書があるんだから十分でしょ。ただ信じなさい。それができないのは不信仰。」みたいな説教はさんざん聞いてきたような気がするが、これは違った。

復活のイエスを見ずには信じなかったトマスを「疑り深い」と言って見下すような説教もたくさん聞いたような気がするが、これは違った。

「イエスは弟子たちの前で、ほかにも多くのしるしを行われた」

弟子たちが信じられるように、神様がこんなに配慮してくださったというところを見落としていた。

「恐れと疑いの中で、私にわかるように、私が信じ、安心できるようにあなたを現わしてください」と祈ることがすすめられていて、安心したし、癒された。


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