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想像していなかった未来

わたしは10代のとき反抗期がひどく、世の中で先生と呼ばれる人たちが一番嫌いだった。
それがまさかの今は先生と呼ばれる仕事をしている。

日焼けも虫も大嫌い!大学生のときから道路でも日陰を探して歩いていた私。
そんな自分が援農ボランティアしながら国内外を旅するようになった。

学生に手を出すなんて犯罪だと思ってたのに、
36才で12才年下の大学院生と結婚することになった。(※生徒と先生という関係で知り合ったわけではない。私が先生になる前の話。)



自分には事務職しかできない、人前に出る職業なんて無理。ずっとそう思って生きていたが、
36才のときから、ひょんなことからモデルという仕事でお給料をいただけるようになっていった。その後、講師業に。

自分は知能レベルが高くないと思って生きている。
でも現在、日本のトップ5の大学で英語で授業をさせてもらっている。(ゲスト講師だけど)

自分がもし10代ならK-POPアイドルに本気で憧れてただろうなぁと思っていたら、
43才でSNSの企画もののK-POPアイドルグループオーディションで選抜され、ファンクラブができ、衣装チームやプロデューサー、色んな人の応援があってビルボード東京でライブをした。

芸大なんて、一部の特別な才能のある人が行くところで、自分の人生には関係ないと思って生きていた。
だが、今わたしは45才でまさかの芸大生である。

ただいま私はミッドライフクライシス(中年の危機)真っ只中である。
体の色々な機能が低下し、しぼんでいく自分の体を抱えながら、この先の人生は死ぬまでずっと、
消化試合なんだろうか?
暇つぶしなんだろうか?
人生の店閉まいをしていくのだろうか?
そんな暗い影に飲み込まれることがある。

でも、これだけ過去に想像していなかった未来を引き寄せたのだから、何を思っても大丈夫、と思えて少し光が見えた。

今、どんな状況であっても、自分のことをどう思っていても、何歳であっても、少しでも「やってみたい!」と思ったことがあるのであれば、その気持ちに素直になって行動するだけで未来はガラッと変わるんだ。
時に卑屈になってしまっても、「自分の”本心”に対して素直であること」は絶対に一生涯なくしてはならない。

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