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おせち料理を受け継ぐ

あけましておめでとうございます。
2023年が始まりました。

今年、初めてすべて一人でおせちを用意しました。
これまでは母と分担したりして作っていたのですが、母が体調を崩したため、挑戦しました。

完成したのがこちらです。

盛り付けがとにかく苦手
カイワレを散らすしか思い浮かばない
お雑煮も子どもの頃に食べていたものと同じ

・筑前煮
 母から教わったレシピです。お肉には生姜汁、醤油、お酒で下味をつけています。
 最初にこんにゃくをよーく炒めるのがポイント。作る量が多いので、作り終わるまでに半日弱かかる渾身の一品。今年は里芋を入れてみたら、よかったので来年も入れよう。
包丁でつくるねじり梅も年々慣れてきた。

・サーモンマリネ&たこマリネ
 我が家はあまり酸っぱい系が好きではないので、酢とオリーブオイルが1:4くらいのヘタレ。
母と違い薄切り玉ねぎに時々太いのが混じってしまうのが反省。

・ハム&きゅうり&カイワレ
 ハムを巻いていただく贅沢な一品。まさに特別なハレの日メニュー。

・かまぼこ、いくら、黒豆、栗きんとん
 いずれも買い。お正月っぽいのはこれくらい。いつか黒豆、栗きんとんを作ってみたい。

・ホタテのサラダ
 家族があまり紅白なますを好まなかったため、母がこちらのマヨあえを採用。ここ数年は、ホタテの缶詰を開けた時の量の少なさが切ない。
ホタテ缶の汁を少し入れるのがポイント。

・お雑煮
 父方の実家の頃からこれ。鶏肉と小松菜のシンプル醤油仕立て。
母方は大根、人参、里芋などの根菜の塩仕立てでお餅を入れたら青のりをかけていただくもので、毎年おばあちゃんの家に行くと楽しみだった。でもこの味は、祖母にしか出せない。ちゃんと作り方を聞いておけばよかったな。

我が家は、かれこれ30年以上、ほぼ変わらずこのお節です。
おそらくこれからは、毎年自分が作ることになると思います。
まだ母のように洗練されたものはできないけれど、同じ物を引き継いでいけて嬉しい。
子どもの頃、当たり前のように食べるだけだった私が、今では私の子どもたちが当たり前のように食べる。
少しずつ変化するものはあると思いますが、みゃくみゃくと変わらないものもきっとある。

中身だけでなく器も

料理だけでなく思いも

そんなことを考えた元旦でした。

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