見出し画像

理解し、受け入れるまで④

息子が小学校3年生6月
私立中学校の合同説明会へ行くことに。

いざ出陣!!

ただただ、圧倒された。会場の雰囲気に。
保護者の熱意、熱気が半端ない。
高学年らしき子供を連れた保護者は特に我先に感があり、必死というか殺気立ってるというか、、、。

広い会場にはいくつもの私立中学校が集まり、それぞれの学校ごとに各ブースで仕切られカウンターにはパンフレットが用意されていた。

人気がある学校は整理券が配られるほどだった。
想像以上にものすごい人だった。
私達、何をしに来たっけ?何を聞くんだっけ?
初心者なんだから、とにかく今日は学校の特徴を聞いて回ろう。

全ての学校を見るのは皆無なので、あらかじめ夫と家からの距離を考えて文系、理系、大学附属も含め6校ほどチェックした学校から回った。

先生方の人柄なのか、その学校の特色なのか、、、
印象がそれぞれ違っていて、なるほどな〜と思った。

某大学付属校

エスカレーターで楽だと思ったら大間違い!
お子さんは大学付属ラッキーと思っているかも知れませんが、大学に上がるためにはそれなりの努力が必要になり、中だるみしてる暇はなく外部生に負けないため学習に手を抜けません。中学入学と同時に切磋琢磨し続けます。
入学された子の親御さんはこの学校に入学させて良かったと言う声をよく聞きます。大学付属は他にもありますが、何処とは言いませんが小学校や中学で入れば大学まで努力無しで行けちゃうところもありますからね、、、。
それでいいと思います?社会人になったときに差がでますからね。

率直に思った。ものすごい自信。
合う子合わない子が居そうだな。他の学校をディスらなかったらちょっと候補にしたいところだったが、、、。
当の本人は
俺は、大学付属には興味がない。大学は国立含めて学部とか選びたいし大学受験するつもり。と言ってきた。
自分なりの意思というか、こだわりを感じた。
親としては大学付属に入ってくれたら、、、楽。とは言えず。


某超有名中学校

・・・で、何が聞きたいの?
から始まって私たちはしばらく固まってしまった。知ってて当然って程で私たちに敢えて『何』を求めたのだろう。
学校の特徴が素直に耳に入らない。気怠そうに癖のある説明を淡々とする先生だった。途中で「あ、もう結構です。」って言いたくなった。
息子もそれを感じたらしく、興味が失せ明後日の方向を向いていた、、、。
私も息子も『思ってたんと違ったwww』と同感。


某中学校

学園祭や修学旅行、校外授業や部活動を中心に説明してくれる学校。
まだ小学3年生ということもあり、わかりやすく息子の興味が何かを引き出し私への説明と言うより息子へ説明してくれた。
これは息子的にも印象が良かったらしい。


お昼休憩

6校の他、息子が興味ありそうな学校のパンフレットや説明を聞きに行った。
気づけば13時。私はヘトヘト。エンジン全開の息子はまだまだ。
私『ランチして休憩しよう。』
注文待ちの間に、興味がある学校のパンフレットをいくつかパラパラみる息子が
『え?え?待って。こんなにお金かかるの?』
私『そーだよ。学校によっては寄付金とか別でかかったり、、、ってそれはゴジ太がみるところじゃないから!!!』

ランチ後、私は正直帰りたかった。
食べ終わるや否や息子は
『さて、会場に戻ろう!』って。
まだ行く気?!遊園地じゃないんだからさ、、、。


再入場

今度は、私主導ではなく息子があれこれ言う所へ後ろから私は付いていき説明を聞くことにした。
『サッカー部はありますか?大会は?修学旅行はどこへ行きますか?ここの学校の大きな特徴は?』など聞きたいことを積極的に聞く息子であった。
いくつかの学校のパンフレットをもらい、
帰ってきて息子は父に報告。私は電池切れ状態で横たわる。
そして後日、何校か気に入った学校の学園祭へ行く予定を立てた。


塾どうする問題


塾はどうするか。
まだ塾は行かなくていいかなー。と言う本人。
マイペースのため、無理やり行かせることはないだろうと思っていた。
しかし、その年の夏休み前『暇だから夏期講習行ってみたい。』と言われ
近所の進学塾で夏期講習を受けに行ってみた。
毎日楽しそうだった。
塾から帰ってくるや否や上半身裸で宿題に取り組んでいた。
5日間の夏期講習はあっという間だったようだ。

そのまま入塾かと思いきや
楽しかったけど他の塾も体験してみたい。まだいいかな。
と、先延ばし。
4年生になる直前、また急に春期講習は〇〇塾でやってみたいと夏とは違う塾で受けてみた。
がしかし、やっぱり塾は楽しいけど4年生まではしっかり遊びたいしサッカーに打ち込みたい。だから5年生になったら塾に通う!!
と。受験に対してどうゆう心持ち?
親である私達は拍子抜けと同時に費用面では安堵の気持ち。

ようやく本腰を入れて塾選びが始まったのは4年生12月頃だった。
知り合いから都立中高一貫校のパンフレットをもらったことがきっかけで
『私立じゃないのに楽しそう!しかも学費が安いよ。』と息子が興味を示した。学費は助かるけど、、、
親として都立私立を押し付けるのは違うのかな?ってことで都立にも私立にも行けそうな塾を選ぼうとなった。

私としては、この子は都立(国立)向きではないと思った。なぜならオールマイティーにデキる子ではないからだ。
教科で好き嫌いが激しく取り組む姿勢にムラがある。
都立受検は学校の成績もかなり関係してくる。息子の成績は算・社は特に良く国・理は平均より少し良い成績なのだが図工・体育・音楽が今ひとつ。
提出物や物の管理、興味がないと自発的に取り組むのが苦手、宿題のやり方だったりノートのとり方等でも、どうしても減点されてしまう。
都立受検本番のテストでかなりの高得点を取らないとこれらをカバーすることができない。



T塾では
体験授業後:今から私立目指すなら遅すぎる。希望校のレベルではまず無理でしょう。でも君の能力なら〇〇塾(某有名塾)の上位クラスに入塾できる準備をこの塾で完璧にできます。そのためにここでノウハウを教え込むことは可能です。
かなり上から目線、、、引いた。
息子は、絶対にあの塾嫌だ。
だろうね。私もそう思うよ。

以前に夏期講習で行った塾は閉校してしまったし、春期講習で行った塾は学校の友だちがかなりたくさん居るから嫌だ、T塾で推していた〇〇塾も同級生が多く通う塾のため論外ってことで、少し家から離れた塾へ。

Z塾では
授業を体験し塾長の話を聞くと、とても良い印象だった。
お子さんの理解力と集中力でしたら私立中学でも都立中学でも間に合いますよ。特に算数はかなり高い能力を持っている。と褒められ。
本人はここへ通ってみたいと。
まず冬期講習へ通い、そのまま入塾することになった。


学校見学

私立の合同説明会後、学園祭や各校の説明会、、、数カ所の学校へ見学へ行った。最初は『サッカー部があるところで、強いところ』って言っていたのに
息子が一番興味を示したのは、ある私立の学園祭
【化学部】が実験を体験させてくれるという催しだった。
ガスバーナーを使ったり、薬品を使ったり。
他にも、生徒が液体窒素で生花を粉々にするショーや危ない?と思うような実験を目の前で見た息子、目が釘付けになっていた。

『化学部がある学校へ行きたい!!』

私立中学は理系の学校であれば実験室がいくつもあったり
設備も素晴らしく、化学の大会で優勝している学校や大学並みの研究をしてる学校もあった。
都立中学に興味を示し始めた頃には
コロナが流行り出し、都立中学校の見学へ行かれなかったが
【化学部があってなおかつ数学の授業がおもしろそうな学校】
を条件に学校を探すようになった。
となると、かなりの高偏差値である。
ただでさえ、都立中高一貫校はレベルも高く高倍率なのに、、、。

とりあえず、第一希望は都立中高一貫校の◯校になった。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?