＃15　おじさんそんなに痩せてない

直に月が変わって2023年も残り11ヶ月というところで、おじさんのダイエット生活2ヶ月目が終了しようとしている。今年も色々あったが、現状そんなに痩せてない。

体重　　99.2→96.0→94.5kg
体脂肪　36.6.→34.6→34.3％

上記の数値は12月1日→12月28日→1月29日のものである。
最初の1ヶ月で3.2kg痩せているのに対し、次の1ヶ月では1.5kgしか痩せていない。痩せているだけマシなのだが、痩せ幅としては3kg→1.5kgなので、単純計算ではダイエット力（ちから）は半分となる。怠慢である。

そんなに痩せてない原因と思しき

原因はいくつか心当たりがある。ありすぎるくらいである。

第1に、1月は降雪量が少なかったことが挙げられる。雪かきの苦役が減るので自動的におじさんの運動量は低下する。もちろん不足を補うために室内運動を増やすのだが、雪かきのように2～3時間もバカみたいに踏み台昇降するのは暇すぎてやっていられない。膝が開放骨折するし。

第2に、明らかに前月よりカロリーを摂取した。
これには理由（言い訳）があり、おじさんの1日の基礎代謝カロリーは1800kcalほどで、摂取カロリーも1600～2000kcalあたりに落として生活していた。当然だが摂取カロリーを減らしておけば運動しただけ痩せていく。12月はなかなかの降雪量で、2時間以上雪かきすることはざらであった。当然痩せていくのだが、年をまたいで1月に入ったあたりで体調に異変をきたした。

慢性的な眠気、だるさ、集中力の低下がまとめてやってきた。これが1日2日程度なら「今日もおじさんは怠惰だなあ」で済ますところだったが、1週間ほど続くと流石に怖くなってきた。とある日は朝7:00に起床、ほうほうの体でなんとか朝食を拵え後片付けをしたら横になってしまい、そこから5時間ボ―――――っとしていた。眠りもせず、スマホをいじることもなく、無音・無言で5時間である。

「あ、今おじさんはボ―――――っとしているな」と気づいたときすでに昼を回っていた。胃が空腹を訴えてこなければもっと長く呆けていたように思う。おじさんはせっかちで落ち着きのない人間であるからして、これはおじさんなりに異常事態と気づくきっかけになったのである。

明らかにカロリーが足りていなかった。その他の栄養に関してはあすけんの未来さんに合格をもらっていたので、心当たりといえばカロリーだった。

上記の通り、おじさんは摂取カロリーを1600～2000kcal程度に抑えていたのだが、未来さんのいうところでは2500kcalあたりが適正だそうだ。しかしながら「あすけんの数値どおりに食べても痩せない」という評判を聞いたおじさんは自主的にカロリーを落としていたのである。

そこで試しに、ダイエット前に仕込んで冷凍庫に封印していたトンカツを揚げてみた。揚げ物は久しぶりだった。調理中の罪悪感は尋常ではなかった。共食いという語が脳にちらついた。ロースカツ1枚462kcalという高すぎる戦闘力にビビり散らし膝を震わせながらキャベツを切った。麦飯ではない白いご飯、豆腐とワカメの味噌汁、キャベツ、中央にトンカツ。完璧なトンカツ定食を食べた。1日に2300kcalほど摂取した。体調は徐々に改善した。たまにはカロリーを摂らなければならないことを知った。

思えば、雪かきで1500kcal消費、基礎代謝で1800kcal消費、合計3300kcal消費している中で1600kcalしか摂取しないというのは少しやり過ぎだった。たまにはいいかもしれないが、ずっと摂取カロリーを抑え続けるのは脳に良くない。理論は知らないが絶対にそうだと確信を持った。たまには揚げ物を食べるのだ。白米で。

しかしながらもう少し痩せたい

いくら健康的にとは言っても1ヶ月に1.5kgしか減らないのは牛歩戦術すぎる。先が見えなくてしんどい。再来月あたりには気温も上がりはじめ雪かきの頻度が減ることを考えると、今のペースでダイエットをしても夏には1mmも痩せなくなってしまいそうで怖い。

普段はやはりダイエットメニューを食べるべきである。
姉上から電話が来たので、おじさんはダイエットメニューを聞いた。

おじさんの姉上のブロッコリー梅昆布和え

材料（3～4食分）

ブロッコリー　　　　　　　1房
ふじっこ塩昆布（小）　　　0.5袋
梅干し　　　　　　　　　　3～6個（サイズで調整）
めんつゆorポン酢しょうゆ　大さじ1.5

作り方

1.ブロッコリーを小房と茎にわけ、茎は皮を厚く剥いて一口サイズに切り、皿にラップをして500Wで2.5分加熱する。
2.梅干しの種を抜いて包丁で叩きペーストにし、めんつゆorポン酢しょうゆと混ぜる。
3.ブロッコリーと塩昆布を2に加え、よく和えたら冷蔵庫で冷やす。

※実にうまい。

ブロッコリー梅昆布和えについて

年末に姉上から電話があり、実家のおせち料理を再現しようと話し込んでいるうちにダイエットの話になったのでダイエットメニューとして使えそうなこれを教えてもらった。おじさんはお返しに鶏むねせんべいを教えた。姉弟だからこそのギブアンドテイクである。親しき仲にも礼儀はある。

寡聞ながらブロッコリーが酸味と相性が良いとは考えていなかった。そういえばマヨネーズやドレッシングも酸味があるから合うのだろうか。梅昆布なんて幼い頃に食べて強烈な酸味に驚いてから数十年口にしていなかったが今はおじさんなのでうまい。ブロッコリーの強い緑色の味に負けない地に足付いた旨みがある。ブロッコリー氏は案外、芸の幅が広い。

そんなこんなでおじさんはまだ痩せたいので、ブロッコリー氏と今後とも仲良くする所存。