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【感想】ジョジョ2部ーーーッ!

今回は2部です。ほぼ自己満足で書いてますが、誰かの目に留まって共感してもらえたり、楽しんでもらえたりしていたら嬉しいですね。


逃げる主人公、ジョセフ・ジョースター


歴代ジョジョの中で2番目に好きです。ジョセフ・ジョースター。
「Crazy in my beat」の歌詞にある「減らず口のジョークで強がりを」に私がジョセフを好きな理由が詰まってます。
逃げるんだよォォォーーーーーッ」とか、「2個じゃあ重婚罪じゃあねえか!」とか、普段はおふざけ主人公ですが戦闘時はバッチバチに決めてくれるんですよねこの漢。

1988/10/17「ジョジョの奇妙な冒険 第6巻」作:荒木飛呂彦 集英社より

序盤の方で、「帰ったら結婚するんだ!」のフラグを生み出した兵士に連れられシーザー/SWとともに柱の男たちのもとへ行きますよね。この回のジョセフ自身が囮になりシーザー達を逃がすシーンと、トロッコに乗った時のワムウとジョセフの会話が大好きで大好きで。
ジョセフはいつだって自分なりに考えて向上し続ける精神を持っています。トロッコのシーンは、一見ふざけているように見えて常に仲間を助ける方法を探している。そんなジョセフの精神が垣間見えるシーンだと思っています。
ワムウとジョセフの会話で一番好きなのは死のウェディングリングを埋め込まれる前の部分です。ジョセフが気を引こうとワムウにちょっかいかけるんですね。それに対してワムウの「すべて分かったうえで貴様のちょっかいに乗ってやろう」みたいな感じも面白いし、ワムウ反応しちゃうんだと思いました。

どんな時でも諦めないで考え続ける姿勢がジョセフにはあります。ただのおふざけ主人公で終わらない、道を切り開いていく力強さはやっぱり「ジョジョ」なんだなあと思います。

個人的ギャップの塊シーザー・A・ツェペリ


シーザーはね。好きなところはたくさんあるんですよ。ジョセフとの初対面時に小学生みたいに煽りあってるところとか、油の柱の訓練でジョセフのこと助けようとするシーンとか。

でもやっぱり一番好きなのは最期なんですよね。

JOJOー! 俺の最期の波紋だぜー! 受け取ってくれーッ!!」は本当にかっこよかった。自分の命を賭して喧嘩別れした弟弟子兼相棒兼親友を助け散っていった男。そしてその最期を「シャボン玉のように儚い」と評される男。殺し以外の犯罪はすべて犯してはいますが、彼が繊細で誠実で優しい男だったことに変わりはないんだなとワムウの言葉で思いました。
自己犠牲が美徳だとは思いませんが、先祖を大切にしているからこそ、自分も同じように、誰かを想って何かを成し遂げようとする姿は美しいと感じます。シーザーのセリフにも表れてますが、自分のためだけでなく他者のために命を懸ける勇気を持つことは、ジョジョを通して描かれている「人間賛歌」に通ずるものだと強く感じるシーンです。

いや~~~それにしても私この二人の関係性大っっ好きなんです。
はじめこそ印象が最悪の二人ですが、シーザーはジョセフがふざけてないことを知っていきますし、ジョセフはシーザーが信念をもって波紋戦士になったことを知っていくその過程でお互いを信頼して尊敬しあっているのが伝わってきて。エシディシに寄生されたスージーQを助ける部分とかいつの間にか息ぴったりになってて驚きますね。
先にも書きましたが、兄弟弟子でありながら減らず口を叩き合える関係であり信頼できる相棒であるという二人が大好きです。


1989/6/9「ジョジョの奇妙な冒険 第10巻」作:荒木飛呂彦 集英社より
シーザーの最期。ワムウが黙ってみてるのがまたいいですね。


Wake Up


柱の男たちのテーマ曲ですね、「Wake Up」。曲名通り強敵が目覚めてくる雰囲気がしますよね。
柱の男の中ではワムウが好きです。ジョセフの項目で書いた意外にも相手のペースにのるところとか、特にシーザー戦で表れた対戦相手を認め尊敬する点がいいですね。強者を求め己を高めていく姿勢は、他の二人とは違って純粋に強さを追い求める戦闘狂なんだなあと。
カーズとエシディシに拾われた身だからかは分かりませんが、カーズほど太陽の克服を目的にしてなさそう。ライバルができて喜んでるシーンとかは、やっぱり二人とは熱が入るポイントが違うんだろうなと感じながら見てました。 

私カーズの性格は嫌いですが見た目はめちゃめちゃ好きです。太陽を克服したときのカーズの立ち姿、好きです。あと声。どこかのシーンでカーズが「待っておれいッ、今殺してやる!!」と言うんですけど、あの声で言われたら待っちゃいますよね。待ちます
あと赤石追いかけてる時の猛スピードで雪の坂を真顔で下っているカーズ様、好きです。ジョセフと並んで追いかけてるだけでも面白いのに、あのカーズ様が真顔で走ってると思うとじわじわきます。
突然ですが、カーズはDIOと同じようにカリスマ性が高いと思います。ただ、DIOはジョースター家を倒すために、あくまでジョースター家に固執して強さを求めた節がありますが、カーズはただ一人自分の為だけに、自分が最強になるためだけに強さを追い求めた点に差異があるのだろうと思っています。自分だけに固執したからこそ、カーズはあそこまで小賢しく、クズになれたのかなあと思わなくも。


1989/10/9「ジョジョの奇妙な冒険 第12巻」作:荒木飛呂彦 集英社より
太陽を背にすることで唯一の弱点を克服することを示すカーズ。かっこいい+美しい。


2部はキャラクターを楽しみながらアニメを見ていました。
ジョセフ、シーザーという二人の関係性もそうですし、柱の男たちやリサリサ、シュトロハイムといった周囲のキャラクターの言動や掛け合いを楽しんでいた記憶が強いです。
キャラクターを大切に見ていたからこそ言いたい。最後のお葬式のシーン、シーザーも弔ってあげて。彼が一番命賭けたんだから。頼む。

今回も長~くダラダラと書いてしまいました。
もし、もし最後まで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、それほど嬉しいことは無いですね。
次は3部ですね。マイペースに書き上げようと思います。
何行でも構いません。ここまで読んで頂きありがとうございました🙇



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