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ライカM2と歩いたウィーン

  10年少し前にウィーン大学医学部で講習を受けに行った。日本人は私1人であった。この時は日中は朝から夜まで講習を受けていたので、到着日と講習中の夜、そして終わった日にM2を持って街中を歩き回った。

 ドンケのカメラバックにM2とカラーおよびモノクロフィルムを沢山詰め込んで準備した。
そして小さなメモ帳にauroraの万年筆、LAMY2000シリーズの万年筆、4色ボールペンとシャープペンシルも一緒に。

ドンケのカメラバックとお気に入りの筆記用具
金のキャップはイタリアのaurora万年筆
黒軸はLAMY2000シリーズの筆記用具


それからレンズは、Summicron50mmと35mm、さらに始めて手に入れたライカレンズのTele-Elmarit90mmを持参。
M2には露出計は無い。そこでおよその露出を記憶しておいたのと、フォクトレンダーの露出メーターVCIIをホットシューに付けて場面場面で測定もした。さらにもう一つセコニックの露出計も用意して時々測定した。

Leica M2とフォクトレンダーVCIIメーター
レンズはSummicron 35mm asph
Summicron 50mm
Tele-Elmarit 90mm

  またもう一つポケットにはRICOH GRDIIIを入れていたので、この露出も参考にした。この旅では、露出を自分の勘で決めれるようになりたかった。

 だから面倒だが小さなメモ帳に私は一枚一枚の露出データを記録しておいた。

全てのコマ毎の露出データをメモしている

カフェやレストランで食事や休憩をしながら整理したり、メモを書き残すのも旅の楽しみ方である。

夕食を注文してビールを飲みながら
撮影はRICOH GRdigitalで

 リバーサルを主として持参するが、リアラも少し撮った。リバーサルは帰国して現像後、ライトボックスに並べてルーペでみるのが旅行後の楽しみだ。 フィルムのみよりもGRのような小型デジカメも併用するとより楽しいと思う。今の時代ではデジタルが当たり前で、その場で見れないフィルムだけに賭けるのはちょっと不安な人も多いのでは無いだろうか。

花を選ぶ二人が微笑ましい
どれをプリントするかを選ぶのも楽しみだ

この頃はこんな欧州旅行に時折行けた。そろそろまた行こうと思う。

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