いい神社って・・・
「いい神社って、どんな神社ですか?」
なんて質問をいただきました。
私なりの考えですが、まず神社にはそれぞれご利益がありますよね。
縁結び、学業、健康、事業、などいろいろです。
肉屋、魚屋、八百屋みたいなもので、小さなところだと専門店、大きなところだと複合店みたいな感じですね。
「神社は感謝するところ。だからお願い事をしちゃいけない。」なんて聞きますが、だったらご利益ってなに?ってなりますよね。
感謝するところは産土の神社さんじゃないかな?
お願いするところは専門店。
ちゃんとお願いしないと神様はわからないですよね。
「日頃の感謝しかしないけれど、心の中ではいろいろ思っています。察してください」
とか無理だし😅。
お店と一緒でオーダーしたものしか出てきませんからね。
「サラダセットでお願いします」と言いながら心の中では
「でもほんとはガッツリ行きたいんでメガ盛りハンバーグ定食をお願いします。」
と願っても、出てくるのはサラダセットですよね。
そもそも神社のご利益は人の欲が作ったものなのだから、素直にそのまま行くべくところじゃないんでしょうか?。
五穀豊穣を願うところから自然の働きを擬人化して豊穣の女神を生み出したのが神様の始まりだと聞いたことがあります。
それが人の欲が生み出した世界初の神様です。
だから、リクエストはちゃんと伝えましょうね。
その際に大事なのは「軽く、楽しく、明るく」伝えることだと思いますね。
「これ叶ったら最高!」というワクワク感が大事。
「なにとぞなにとぞ〜!」みたいなのは「思いが重い」重すぎて届かない。
地面に落ちて転がります。
自分だけに都合が良く、他人の尊厳を無視したようなお願いはもちろん番外ですね。
で、大事なのはここからなんですけどね
神社に参って神様にお願いすれば、叶うかどうかは別として、確実に力を貸してくれたり応援してくれると思います。
願いが叶うかどうかは本人次第だし、神様は応援するだけしかできない。言わばサプリ。
叶おうが叶うまいが、必ず報告やお礼に来る人がいる神社が「いい神社」と言えると思うんです。
お参りされれば(注文されれば)ご利益を授けます(提供します)。その時点では神社や神様は参拝者に与えてるんですよね。
それを持ち逃げされてはエネルギーが枯渇します。
持ち逃げされてばっかりで誰も返しにきてくれないなら衰退していきますよね。
「お参りしてお願いしたら、ちゃんとお礼や報告に行く。」
その循環が神社のエネルギーを維持し、回し、強くしていくと思います。
そのような心を持った方が沢山お参りされるところが「いい神社」になっていくのでしょう。
だから、いろいろなところに行くのもいいのですが「行きつけ」を作って大事にしていくことも神社を育てていく上では大切なことだと思います。
「参拝者が神社を育てる」ということですね🙂
あと、自分の都合のいいように便宜をはかってもらうために媚びへつらい、畏れるのが信仰心ではないですね。
神社の神様の説く教えを心に留め、日々そのように生きることこそが信仰心だと思いますよ🙂。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?