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住所が夫にバレました

事の発端は、一枚のハガキでした。

先日、銀行に呼び出されて夫と銀行へ行った時に、「ハガキ来てたよ」と夫から開封済みのハガキを手渡されました。
私はそれを見て青ざめました。

保険会社からのハガキで、夫とは別居中の私の住所が書かれている。
私と息子が住んでいる住所を、夫には隠してありました。
DVから逃げるためです。
学校や銀行、保険会社にだって注意深く、「私の住所を夫に伝えないで下さい。郵便物は絶対に送らないで下さい」とお願いしていました。

夫は何も言いませんでしたが、開封済みでしたから、絶対住所を見ているはずです。

何をしでかすか分からない夫。
最悪、今居る場所を引っ越さなくてはなりません。

何故こんなハガキが届いたのか。
別居前に入っていた保険の「家族制度」のお知らせで、数年に一度発行されるものらしい。
仕事柄、夫の保険について私が把握していたほうが便利なこともあり、入っていた制度でした。

もう既に時遅しですが、保険会社の担当に制度の解約について電話しました。
「解約はできますが、そのお知らせがまた届きます」
それでは困る。せめて職場の住所に変えられないか、など交渉してみるも駄目な様子。
「奥さんから他のご家族にでしたら制度自体の変更が可能です」
とのことで、気が引けましたがそれでお願いしました。
そもそも、
「奥さん、その制度、フリーコールから申し込みました?」
なんて言ってきたけど、そんなことしてません。営業でいつもあなたが来てそれで手続きしたものです。
あまつさえ、
「住所がバレないように…って、わたし聞いてません」
注意深くお願いしました。
腹立たしくてなりません。

今日、夫立ち会いの下、名義変更をお願いする運びになりました。
できれば極力夫には会いたくないですが、こういう手続きは本人でないとできないので仕方がありません…。
担当の方が「奥様が別居されているので、他のご家族に名義を変更して欲しいのですが…」と伝えると夫は途端に激怒。
「家族とは縁を切ってるんだ!お前は俺を捨てたくせに名義まで変更しろと言うのか。俺はどうせ明日死ぬんだから保険なんて解約しろ!」
こうなると手の付けようがないので、名義変更は諦めて、制度の解約の方向でお願いしました。
ハガキが夫宛に届いてしまいますが、発送後、保険会社から電話をして貰うようお願いして、その期間の郵便物をこちらに転送するようにするしかありません。

一度火が点くと夫はどんどんヒートアップしてわめき散らすので、
担当の方に「嫌な思いをさせてしまってすみません」と私が謝って、早々に帰らせました。
本音は夫と同じくらい担当の方に対して怒りたかったところなんですけどね…。
菓子折でも持ってきたら受け取らないつもりでいましたが、持ってきたのはビニールに入ったハンドタオル。

そもそも、なぜこんなハガキが必要なんでしょうか。
住所が違う家族の住所まで載せる必要がどこにあるんでしょうか。
今はペーパーレスの時代なので、ネットで確認されていたら、私は気付けていなかったので、まだ不幸中の幸いだったのかもしれませんが…。

倒産してしまった夫の事業を助けて頂いた方々に迷惑を掛けないために、夫にストレスをかけないようずっと影から支えて我慢してきましたが、もうそろそろ…潮時です。
調停にお世話になろうと考えています。

夫のことは、いつかnoteに書いていけたらと思います。

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