何度の体温でがん細胞が減少?
「基礎体温が高いと免疫力が上がる」という事をコロナ禍を経験した現在では、ご存じの方も多いでしょう。
免疫細胞が正常に働けるのは36.5度で、それより1度高ければ免疫力が最大5倍~6倍も上がり、逆にそこから1度下がると免疫力が30%下がるそうです。
私は子供の頃、おばあちゃんから「冷えは万病のもと」と言われて育てられた世代です(笑)。
恥ずかしかったけれど、毛糸のパンツを履かされていたのを思い出します。
アニメ「ちびまる子ちゃん」でも、毛糸のパンツのエピソードがあって、笑いと共に共感した記憶あります。
この「冷えは万病のもと」・・と言う言葉は、
冷えが血液の循環を悪くしてしまったり、体の機能を低下させたりする事で病気につながるという事を意味しているのだと思います。
また、腰や肩を痛めて鍼灸院などで温熱治療をしてもらうと調子が良くなったりした経験はありませんか?
他にも日本では、疲れを癒したり、治療目的で湯治に行く場合もありますよね。
古今東西、「体を温める」という事は、体に良い作用が多いという事を体感してきているという事なのでしょう。
そして、
がん細胞
も熱に弱いという研究結果が出ているようです。
マラリアなどにかかり高熱が数日続くと、「がん細胞が減少した」という驚いてしまうようなデータもあるそうです。
現在は、がん治療を目的とした保険適応の治療である ハイパーサーミアや、代替え治療などで温熱療法があります。
温熱療法の研究では、がん細胞は、正常細胞より血流が少なく熱に弱いとされていて、42.5℃以上で死滅しやすいと示されていたり、39.6℃以上の高熱ががん細胞を死滅させるという実験結果の報告もあるようです。
イタリア医学会の調査でも、マラリアの高熱ががん予防になっていたという説も出しているようですので、温熱療法の可能性を示唆しているのではないでしょうか?
今回、参考にした資料は以下です。
また、
抗がん剤の治療を受けると、体が強張ったり、寒気がする事があったり・・と副作用で様々な体の不調・違和感が出ます。
「抗がん剤の副作用を少しでも軽くするする」という意味でも、治療中は体を冷やさないようにする事も大事だと思います。
また、腫瘍部分や手術後の患部をカイロなどで温める事も痛みを和らげたりするのでお勧めします。
「体を冷やさない・温める」というのは、年齢問わず、
健康でいる為の秘訣なのでしょう。
今回、調べていた中で、温熱療法に耐性をもつがん細胞の存在もあるという研究データもありましたので、併せて以下にご紹介します。
効果があったり、なかったりするデータもあり、明確に分かっていない事もあるようです。
どの治療にも妄信せず、多角的な視点で考えて治療してゆく事が大事だと思います。
近年では統合医療という考え方も浸透してきているので、西洋医学と東洋医学を併せて、自分に合った方法を選んでいくのが良いでしょう。