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【番外編】アートでととのう?直島銭湯I♡湯

直島は香川県に属する瀬戸内海に浮かぶ自然豊かな島で、草間彌生さんの「赤かぼちゃ」や安藤忠雄さん設計の「地中美術館」など島のいたるところで現代アートと、美しい建築物を見ることができます。

今回紹介する「直島銭湯 I♡湯」は直島の数あるアート作品の1つで、実際に入浴のできる美術施設です。

今回の記事では「サウナ」「水風呂」「外気浴」一切登場しません、、!
サウナの情報はありませんが、最後まで読んでいただけると嬉しいです!

直島銭湯「I♡湯」とは

引用元:ベネッセアートサイト直島 公式サイト

直島銭湯「I♡湯」は前述した通り、実際に入浴できる美術施設です。
作者は現代アーティストの大竹伸朗さんで、島内では家プロジェクトの「はいしゃ」という作品も制作されています。

大竹伸朗
1955年、東京生まれ。1980年代初頭より国内外で作品発表を開始。近年は、第8回光州ビエンナーレ(2010年、韓国)、ドクメンタ(13)(2012年、ドイツ)、第55回ヴェネチア・ビエンナーレ(2013年、イタリア)などの国際展に参加。ベネッセアートサイト直島での主な作品は、1994年に発表された「シップヤード・ワークス」ほか、家プロジェクト「はいしゃ」≪舌上夢/ボッコン覗≫(2006年、直島)、直島銭湯「I♥︎湯」(2009年、直島)、「女根/めこん」(瀬戸内国際芸術祭2013、2013年、女木島)、「針工場」(瀬戸内国際芸術祭2016、2016年、豊島)。

引用元:ベネッセアートサイト直島 公式サイト

住宅街に建てられた作品で、画像の通りド派手な外観なので、どこか別の空間から急に現れたような雰囲気を感じさせられます。

「I♡湯」には島民の方と観光客の交流の場という役割もあり、私が訪問した際もたくさんの島民の方と観光客でかなり賑わっていました。

入浴

引用元:ベネッセアートサイト直島 公式サイト

白色のタイルが基調の浴室で、壁の両面にシャワーが設置されており、真ん中に浴槽が1つ設置されています。
正面の壁には太古に絶滅したと見られるアンモナイトなどのタイル画、天井は赤と緑のペンキで塗りたくられたようなデザインで、男湯と女湯を隔てる壁の上には大きな象のオブジェが置かれていました。

入浴して浴槽の中を見ると、昔の新聞記事やポスターが透明いなタイルの下に埋め込まれています。

このようにかなり不思議な空間になっており、入浴して、ぼーっと浴室内を眺めていると、まるで夢の中に入ったような不思議な感覚を味わうことができます。

サウナとアート鑑賞の意外な共通点

サウナとアート鑑賞には、心のリフレッシュになるという共通点があります。
サウナにはうつ病を軽減させるという研究データがあり、週に4~7回サウナに入る人は、週に1回入る人よりも、78%うつ病にかかるリスクが低いという研究結果があります。

アート鑑賞は「セロトニン」や「ドーパミン」の分泌が活発になると言われており、特に幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌されると、心身をリラックスさせる効果があるとされています。
逆に「セロトニン」が不足してしまうと、ストレスや疲労、不眠、うつ症状などを引き起こすと言われています。

また、アート鑑賞は精神治療の1つとして注目されています。
美術館や高齢者施設で、認知症の方とその家族、介護士が一緒にアートを鑑賞し、感じたことを話し合う「アートリップ」というプログラムがあります。
この「アートリップ」に参加された方は、うつ症状の軽減やQOL向上が見られたそうです。

サウナとアート鑑賞の脳に与える影響やうつ病への効果は、まだまだ研究途中とのことで正確なことはまだ分かっていませんが、これから研究が進み精神治療の1つとして処方される日が来るかも知れません。

まとめ

「直島銭湯I♡湯」では、アート鑑賞しながら入浴できるという特別な体験ができます。

サウナもアート鑑賞も科学的に脳への影響や精神治療への効果が、証明されている訳ではありません。
しかし、筆者としてもどちらも実際にやってみると心のリフレッシュになっている感覚があります。

美術館は少し行きづらいと感じる方も多いかも知れませんが、たまに行ってみるといい気分転換になるかもしれません!ぜひお試しください!

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