朝のルーチンの基本 

朝のルーチンの基本 

「加藤さんおはようございます」
「店長、おはようございます」
「加藤さん、責任者のみなさんの、数値の確認は出来てきたのだけど、次はどうしたらいいか悩んでいるみたいですね」
 言われた作業を行っていた方達が、自分で一日の作業を組み立て、従業員に指示を出すようになるには、自分自身の行動を大きく変える必要があります。
 休みの日を含め、起きる時間を変えるところからが始まりです。
 私は、毎日、5時を起床時間にしています。目覚ましは5時なのですが、自然と4時半頃には目を覚ましてしまいます。当然、前の日に、深酒をしてしまうと、眠たいのですが、一度目を覚ましてから、また昼寝などをするようにしています。
 目を覚まして、お湯を沸かして、昆布茶を入れて、ぬるい水とともに、毎朝飲むようにしています。
 朝一番の仕事は、ツイッター、フェイスbookの書き込み、メール整理、メルマガなどの文章を打って、一日の初めにしています。
 この何時に起きるか、起きて何を飲んで、何をするか、毎日行う事を決めて、実行することが大切なのです。
 実は、仕事の生産性を上げるためには、朝起きたところ、夢の中、寝る前のメモから始まっているのかもしれません。
 今日の反省から、明日、仕事に行ったら、何をしようと思い立った時にメモをすること、私は、紙にメモをしていますが、スマホなどを利用した方が、いいかもしれません。
 生産性、作業改善のアイデアは、なぜか、仕事中よりも、風呂に入っているとき、食事中などの方が、思いつくことが多いのです。
 私も、セミナー等のイラストは、パソコンに向かっていないときの方が、いい考えが浮かぶ物です。
 働き方改革が叫ばれ、仕事時間を短くすることがよいとされていますが、会社で仕事している時間が決められていても、作業改善の方法を考える時間は、実は、24時間×365日だと私は思っています。
 組織の責任者に将来なる方は、8時間会社で仕事した後でも、頭の中は、作業改善等の仕事の事を考えられるかどうかが、リーダーになれるかどうかの差だと信じています。
 逆に、週末のテニスの試合、ゴルフなどがある場合は、仕事中も、テニスの事、ゴルフの事を考えていませんか。
 朝、一番会社に着いたときには、すでに、作業の段取りのメモが出来ていることが必要なのです。メモがなくても、頭の中に、自分の行動、従業員の作業などの段取りが出来ている事が必要です。
 朝一番に机に座り、昨日の旅費精算を行っているようでは、部門のリーダーになる事は出来ないものです。
 パソコンから、昨日の数字を拾い、朝礼を行い、従業員に今日の作業を指示します。
 この指示で大切な事は、必ず、時間軸を明確にすることです。
 朝一番でこれを行い、10時までにこれを行い、昼食後はこれを行うと言ったように、具体的な時間軸を明確にすることです。
 スーパーの売上を増やしたと考えたとき、お客様、相手の仕事の場合は、基本に戻ることがお勧めです。
 開店前に、お客様の駐車場から、入り口までを掃き清める事から始めることです。
 朝一番にスーパーに買い物に行っても、駐車場の掃除をしている方は、見かけなくなりました。雪国のコンビニでも、雪かきを全く行っていない所もあります。関東で雪が降ると、コンビニ、飲食店では、雪は、自然に溶けるのを待っているお店もあります。
 毎日、雪が降ったと思って、駐車場を掃き清めてみませんか。
 ここで大切な事は、道を通る方に、挨拶をすることです。はじめは、どなたも声をかけてくれないかもしれません。しかし、毎日続けている内に、挨拶の声が届き、「こんな物が欲しいのだけど」などと言った声が聞けるかもしれません。
 売り場も同じです、品出しが終わると、売り場に作業者が全くいないスーパーが増えてきましたが、常に、売り場で、商品の顔を揃えておくことなのど作業を行っていると、「この商品はどこですか」、「この商品最近見かけないけど」と言った声を聞くことが出来ます。
 お客様の声は、声ボックスを置いてあるからいいよ、と言われそうですが、紙に文章を書いて、投稿するのは、結構ハードルが高い物です。
 特に、PB戦略で、NB商品よりもPB商品の品揃えが進んでいると、NBと同じ物を探している方が結構います。NB品と同じ物のラベルだけ違う物とは、知らずに、他のスーパーに商品を探しに知っているかもしれません。
 迷っている方、捜し物をしている方に「何かお探しですか」と声をかけるところから初めてもいいかもしれません。
 売上が伸びない、お客様からすると、欲しいものがない、このスーパー、この売り場には、私が欲しいものはない、と思っているのかもしれません。
 惣菜売り場でも、売上が落ちてきたときには、お客様から見て、美味しく無い、食べたくないと思っていると思わなければならないのです。
 惣菜売り場であれば、従業員が毎日、仕事終わりに買って帰っているかどうか、確認するだけで、必ず売上が伸びるはずです。
 積極的にお客様の声を聞いていますか。

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