ワーママ、フレックス勤務するか否かで悩む
我が家には娘(年少さん)、息子(9ヶ月)の2人の子どもたちがいる。
私は現在下の子の育休中だが、無事に保育園への入園が決まり、4月から復職することになった。
つまり、約1年ぶりにワーママ生活が始まるのだ。
3年前、上の子の育休から復職するときは、未知のワーママ生活を想像して不安に苛まれていた。
今はワーママ生活の大変さを知っている分、未知のものへの不安はない。
あの大変な生活が返ってくる…そして子どもは1人から2人に増えている…。大変さは2倍…とまではいかなくとも1.5倍くらいにはなるだろう。入園後しばらくは、ありとあらゆる風邪をもらってくるであろう息子。私はまともに働けないかもしれない。
…このように、大変さを知っているが故の憂鬱が私の心に渦巻いている。
うだうだ言っていても仕方がない。ワーママ生活は大変だけど無理ではない。次から次へとトラブルは起こるが、なんとかなるだろうと思っている。だってなんとかしてきたもの。
しかし、結果的に「なんとかなった」としても、心身…特に心の疲労は見過ごせない課題だ。表面上は「なんとかなっている」としても、心と身体を削っていると、いつかポキっと折れてしまうかもしれない。
ワーママ生活のストレスを少しでも軽くするにはどうすればいいか…
最近はそればかり考えている。
*
ワーママ、というか、乳幼児の育児にあたっての私的ストレスランキングの上位に食い込むものがある。
それは、時間管理の難しさだ。
大人は時間を逆算して行動することができるが、小さい子どもには到底無理な話だ。サッサと行動してもらおうと色々と工夫してみるものの、確実な方法などない。子どもは自分とは別人格。思いのままにコントロールすることなどできないし、しちゃいけない。
時間を守らなくても、子どもには特にデメリットもない。しかし、大人はそうもいかない。例えば、仕事に遅れたら…人に迷惑をかけるし、自分の評価も下がる。
そして、私の気質として、思い描いたスケジュールが崩れることに強いストレスを感じるのだ。いや、実際に崩れていなくても、「崩れるかも…」という気配を感じとっただけで、なんだか心がゾワゾワしてくる。
子どもが原因で実際に仕事に遅刻したことはないのだが、遅刻寸前は何回かあった。家を出る直前で癇癪を起こしたり…いざ自転車にまたがったタイミングで「おしっこ」と言われたり…そういうイレギュラーが発生すると、もう私のストレスはMAXになる。「やばい、遅刻するかも」と思いながらダッシュしているときほど嫌な時間はない。
ああ…始業時間がガチガチに固定されてなくて、好きな時間に始業できたらいいのに…
そんな考えが頭に浮かぶ。
…待てよ。そういえば、私が勤める会社にはフレックスタイム制度があった。全ての従業員が使えるわけではなく、育児・介護をしている人限定の制度だ。毎日固定の時間に始業終業しづらいライフスタイルの従業員向けに設けられた制度らしい。
まさに私にぴったりの制度ではないか!神!
そう思うが、制度を使うことを躊躇う点があるのだ。
私の会社の通常の始業時間は9時。そのため、9時からチームの朝会がある。朝会では、リーダーからの業務連絡はもちろん、メンバー間で困りごとの相談をしたりする。朝会の中で答えを出すことも多いので、チームにとって重要な場になっている。
例えば、イレギュラーが発生して9時に始業できない場合、私は朝会に出られなくなってしまう。となると、朝会の内容を他メンバーに後から教えてもらわないといけなくなる。
…こうなると、結局は始業時間を遅らせたことで周囲に迷惑をかけることとなり、スケジュールが崩れることへのストレスは残る。まあ、「遅刻」ではないので評価ダウンに繋がらなくなるため、その点は嬉しいが…。
私の知る限り、普段の業務で絡む人でフレックスタイム制度を使っている人はいない。そもそも育児をしている人が少数派だからだが、育児をしている人はみんな遅刻せずに爽やかな顔で始業している。朝のドタバタなんか表には出さずにスマートに仕事をしている。(ように見える)
*
みんなやってるし、過去の自分もなんとかできてたんだから、今まで通り9時に死ぬ気で間に合わせたらいいんじゃない…?
フレックスにしたら、「なんであの人だけ…?育児してるからって時間くらい守りなよ…」って思われないかな…?ただでさえ、急な休みが多いんだから、これ以上周りに迷惑かけたくないし…
いやいや、制度なんだがら使ってなんぼ!ストレスがちょっとでも減るなら使っていい!自分の気持ちを大切にして!
…こんな感じで心の中で天使と悪魔(?)がディベートしている。しかし、優柔不断な私の天使と悪魔は決着をつけてくれない。
復職前の上長との面談で相談してみようかな…。
でも上長も相談されたら「ダメ」とは言えないだろうから、「どうぞ制度を使って」って言うだろうな…内心はどう思ってるか怪しいだろうけど。
…あぁ、悩ましい。
もうしばらく天使と悪魔のディベートは続きそうだ。
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