子どもが保育園に行けないとき、仕事どうする?在宅勤務なら何とかなるの?
我が家には4歳の娘と1歳の息子がいる。
夫婦共働きで、子どもたちは保育園に通っている。
私は週2在宅勤務、週3出社で働いている。上司に相談すれば、家庭都合に応じて、出社から在宅にスポットで切り替えることもできる。
一方、夫は在宅勤務できない仕事のため、フルで出社している。
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子どもが体調不良で登園できないとき、仕事をどうするか???
これは働きながら子育てをする人の永遠の悩みではないだろうか。
私は今年4月に育休から復帰したので、夫に比べて有休の残りが多い。しかも、私は在宅勤務が可能なので、その気になれば働きながら子どもの世話をすることもできる。
…そのため、我が家の場合、どちらかというと私の方が体調不良時の対応をすることが多い。
上司や同僚も私の事情を考慮して、突発的な休みや在宅勤務への変更に合わせてくれている。大変にありがたい…。
しかし、思うのだ。
在宅勤務しながら子どもの世話って…できますか??
それは「できる」の基準によるでしょ って?
その通り。要は何をもって「できる」かだ。
たとえ子どもの世話をしながらでも、仕事において普段の生産性を維持しなければならないなら…「できない」だ。
1歳の下の子の世話と並行しての作業なんて、生産性もクソもない。普段の半分以下だ。
4歳の上の子の場合、もうちょっとマシになるが、どんぐりの背比べだ。
自分が進行しなければいけない会議があるときは本当にヒヤヒヤする。いつ泣き出すか、奇声を上げるか…そっちに気を取られてしまう。
チームメンバーだけの会議なら多めに見てもらえるが、チーム外のあまり接点のない人との会議のときは更に気を遣う。
「子どもに寂しい思いをさせない」という基準も乗っかると…更に「できない」が加速する。
泣いても即座に対応できないし、適当な返事しかできない。そして私はめちゃくちゃイラついてしまう。
4歳の娘は「早くお仕事終わってやー!!」と訴えてくる。(うう…ほんとごめん…)
…書いていると、在宅勤務しながらの育児に意味があるのか分からなくなってきた。
もちろん、休むよりは仕事は進む。
私の場合、他メンバーの作業管理や成果物のチェックがあるので、私が休むと他のメンバーの作業にいくらか影響がある。そして、休んだからといって私の仕事は他のメンバーに振りにくく、結局困るのは休み明けの自分なのだ。
育児しながら在宅勤務したときは、「ちょっとでも仕事進められた!」というポジティブな気持ちと、「仕事も育児も中途半端。周りにも負担かけたし子どもたちにもかわいそうなことしたし、自分もクタクタ…」というネガティブな気持ちに襲われる。
思い切って休んだら休んだで、「あー、休んじゃった…明日巻き返さないと…」と後悔の念に駆られる。
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休む、在宅勤務で乗り切る、に次ぐ第3の手段として、「母に子どもを預けて仕事する」というのがある。
両親、義両親とも自宅から片道1時間ほどの距離に住んでいて、週末に遊びに行くことも多い。
実母も義母も好意的で、
「困ったらいつでも言いなさいよ!すぐに行くから!」と言ってくれている。
過去にも何回か母に家に来てもらって仕事をしたことはある。
夫はこの「母召喚作戦」を推しており、
「ぺろすけちゃん仕事の調整大変やろ?お母さんに来てもらったらいいやん?」
と言っている。
うん、確かにそう。仕事もできるし、子どもたちも寂しくない。もちろん、私も来てもらえたらめっっっちゃくちゃ助かる。
でもね、でもね…
私は引っかかるのだ。
それ、母たち辛くない? と。
片道1時間の移動をして、子どもの世話をして、また帰る。
30代の私でもなかなかにしんどいのに、それを60代の母に頼むのは、なんだか忍びない。
母には母の家庭があって、予定もあるだろうに。
それに、風邪をひいてる子どもの世話なので感染リスクがある。最近はちょっとやそっとじゃ病院でコロナの検査もしてくれない。検査してないだけで実はコロナという可能性だってある。
母召喚作戦は、やむを得ない場合の切り札として考えておきたい。
この考えを夫に話してみたが、
「うーん…難しく考えすぎちゃう?もっとお母さんに頼ればいいやん。喜んで来てくれるやろ。」
と言われた。
確かに母からは「しんどい」と言われたことはない。でも、思っていても口に出してないだけかもしれない。子どもが困っていたら、親は無理してしまうものだ。
私が気を遣いすぎなのかもしれない。
困ってるなら素直に頼らせてもらえばよくて、母たちが困ったときに恩返しができればそれでいいのかもしれない。
結局、まだ私の中で答えは出ておらず、モヤモヤしている。母召喚作戦を断ってしまった手前、夫に不満を言うのも気が引ける。だからこうして、noteに思いを吐き出している。
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今の3つの手段で詰んでいるため、第4の手段も視野に入れ始めた。
「シッターさんに預ける」だ。
私が勤めている会社ではベビーシッター助成制度があり、一部費用を補助してもらえる。
(まあ、一部なので自費の出費はそれなりにあるのだが…)
とはいえ、シッターさん利用にはこのようなハードルがある。
病児OKの会社さん、シッターさんとなると選択肢が狭まり、費用も上がる
当日予約ができるのか?問題
利用開始までの道のりが長い(面談必須の会社さんも多い)
子どもたちが馴染めるのか?問題
シッターさんを呼ぶには家を片付けないといけない(それは普段から掃除してないお前が悪い!笑)
同僚の子持ち女性にシッターさんの利用について聞いたことがあるが、みんな及び腰だった。やはり費用面がネックとのこと。
利用したことがある人に話を聞いてみたが、「子どもがシッターさんに緊張してたのか、帰られた後のぐすりがひどくて大変だった…」とのこと。
ふむ、シッターさん利用も簡単ではないようだ。
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仕事とプライベートのバランスの取り方は人それぞれ。正解はない。何かを満たせば何かが満たされない。
ときには、何かを諦める潔さが大事なのだろう。今の私にはその潔さが足りない。マイナスを受け入れて、受け流して、後から少しずつ立て直す…そういった精神を持ちたい。これができる人ってかっこいい。
選択肢はたくさん用意しておいて、自分と家族の状況によってそのときのベストを尽くすしかないのだ。
さあ、また明日からがんばろう。
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