見出し画像

赤ちゃんはどうやってお腹から出てくるの?

我が家の3歳の娘。

最近、「赤ちゃんはお母さんのお腹で大きくなって生まれてくる」ということを理解した。

このことがきっかけで、娘の中で赤ちゃんブームが巻き起こっている。

ぬいぐるみを赤ちゃんに見立てて、

「この子、わたしの赤ちゃん。わたしのお腹から生まれたの!」

そう言ってあやしたり、おっぱいをあげる真似をして遊んでいる。

先日も娘はごっこ遊びを1人で楽しんでいた。私はそれを見守りつつ家事をしていた。

すると、娘が遊びを止めて私に問いかけた。


娘「ねー、ママ。赤ちゃんってお腹から出てくるんやろ?」

私「うん、そう〜」

娘「…どうやってお腹から出てくるん…?」

私「…え?」

娘「もしかして…ハサミでチョキチョキするん?」


確かに。「お腹から出てくる」と言われても「…どうやって?」と思うだろう。お腹にドアが付いているわけでもなし。物理的に不可能に思われる。

娘は最近「おおかみと7匹のこやぎ」の絵本を読んだ。

物語の中で、狼が子ヤギを食べてしまうのだが、母ヤギが狼のお腹をハサミで切って子ヤギを助け出す。娘はこれと同じだと思ったのだろう。(改めて読むと、母ヤギ強すぎ。)

これは良い機会だ。なるべく易しい言葉を選んで伝えてみよう。

私「よく気づいたなぁ〜!お医者さんにハサミでチョキチョキしてもらってお腹から出てくる赤ちゃんもいるよ。でも、そうじゃない赤ちゃんもいるよ。」

娘「そうなん?娘ちゃんは?」

私「娘ちゃんは、赤ちゃんが出る穴から出てきたの。」

娘「穴?」

私「そう。うんちってさ、お尻から出てくるやろ?それは、うんちが出る穴がお尻にあるから。うんちの穴のお隣に赤ちゃんが出てくる穴があるの。娘ちゃんはその穴を通って出てきたの。」

娘「…へぇ…そうなんや…」

私「その穴がさぁ、小っちゃいのよ!だから、赤ちゃんも出るのしんどいし、ママもお腹痛くなるんよ!」

娘「…あ、ママ…息子くんが生まれるとき、お腹痛くて病院行ってた…!」

"息子"とは、去年生まれた下の子、つまり娘にとっての弟だ。夜中に産気づいたので、娘を連れて病院に行ったのだが、そのことが印象に強く残っていたようだ。娘の中で点と点が繋がったに違いない。


私「そうそう!覚えてくれてたんやね。息子くんが穴を通って出ようとしてたから、めっちゃお腹痛かったんよ〜」

娘「…ママ、泣いた?」

私「え?うーん、泣いてた…かも!」

娘「えー!大人やのに泣くの!?」

私「大人でも泣くくらい痛いの〜。でも、赤ちゃんが出たら痛くないから大丈夫よ。」

娘「へ〜!」

疑問を持つ、質問する、説明を聞く、それを自分の中で咀嚼する…
このときの娘はそれがしっかりできていて、成長を感じられた。これからもたくさん疑問を持ってほしいものだ。


今は娘の疑問に答えられるけど、これから先、娘がもっと大きくなったら即答できないこともあるだろう。そのときはいっしょに調べたり考えたりしよう。

この記事が参加している募集

子どもの成長記録

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?