【雑記】やっぱり読書は向いてない
ドストエフスキーの処女作である「貧しい人々」を読みました
ドストエフスキーといえば「罪と罰」や「カラマーゾフの兄弟」で有名な文豪ですが、彼の処女作がこの作品です
Kindle Unlimitedで読めたので光文社古典新訳文庫にしました。翻訳が非常に分かりやすく解説もついていたので、最後まで飽きずに読めました
本来であれば「読んだ感想」みたいなものを書いて記事にしようと思っていたのですが……辞めました
辞めた理由はシンプルで、解説に打ちのめされたからです
解説の質が非常に高く、私は知性の壁みたいなものを感じてました
この作品は「行間を読む」とか「登場人物について考察する」といったことが大事らしいのですが、私にはそんなことさっぱり出来てませんでした
何故かと言うと、私は作中で「マカール・ジェーヴシキン」という人物に非常に感情移入していました(主役(?)の1人です)
彼は自分のことを「愚鈍」とか「まともに生きていたとは言えない」と散々な自己評価をしていました(それでも懸命に生きているので私より立派ですが)
しかし、そんな彼が最終的には
「精神的に成長して、深く考察するようになる」という大きな変化にも、私は解説を読むまで気付けませんでした
私は解説を読みながら「へぇ~そういうことなんだ〜」と言ってばかりで
いかに自分が何も考えず、ただ「文字列を消化していただけ」だったのだと思い知りました
いかに自分が「読解力」が低く読書に向いてないかを
私にも理解できるように、この本は親切に解説してくれたのです
なので、これを書くのは2回目ですが
もう「読書はしない」と、ここに誓っておこうと思います
私ほどの愚鈍は、1人でゲームでもしている方がよほど良いと痛感しました
やっぱり何事にも「目的」とか「教養」とかが大事なんでしょうね
マカールも似たようなことを言ってましたし
ではまたいつか
余談ですが、私には1つ憂うつの種があります
少し前の記事に書いたのですが、私は読書のために紙の本を購入済なのです
……この本たち、どうしようかな
読まないのも勿体ないけど、読んでもまぁちゃんとした理解は絶対出来ないと確信しながら読むのも流石にためらう
はぁ……買う前にこっち読んでおけばよかったな
私に必要なのはおそらく教養ではなくアヘンなんだろう
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