出産って、本当にどうなるか分からない【妊婦エッセイ#8(32週〜35週)】
(前回の妊婦エッセイ#7はこちら↓)
これが世界一幸せな洗濯か……。ものすごい納得感があった。
水通し
妊娠9ヶ月に入り、天気が良い日を狙って、赤ちゃん用の洋服や肌着などの水通しを実施した。
購入してから開けてなかったので、わくわくしながら開封。服以外にも、ガーゼやバスタオルなども洗うので結構なボリュームだ。
洗い終わって干してみると、「世界一幸せな洗濯」と言われる理由が分かった。普通のハンガーだと大きいので、赤ちゃん用のハンガーにかけていくと…
ちっちゃい服たち、可愛すぎる!!!
なんか、人間ってはじめはこんなに小さいんだなって思ってしまった(笑)。
と同時に、使うのがとっても楽しみになったのであった。
産前最後のクリスマスディナー
クリスマスイブに、夫と実家近くのホテルでクリスマスディナーを食べに。コース料理はしばらく食べられないと思うので、目一杯楽しんできた。
予約時に、妊婦でも食べられるよう、生の物・アルコール・カフェインを避けて欲しいと伝えたので、配慮したメニューにして貰えた。
美味しかったし満足したのだが、ディナーコースはなぜか私達しかお客さんがおらず。隣のビュッフェは大盛況だったので、ギャップが激しかった(笑)。
胃の不快感あらわる
クリスマスディナーの翌日、いつも通り食事をしようとすると、なんだか胃の圧迫感があってあまり食べれず。
その少し前から、げっぷを出したいのに出ないような不快感が続いていて、息苦しかった。
どうやら、大きくなった子宮に圧迫されているようだ。お腹はますます大きくなっていたので、それも仕方ないか〜と感じたが、ディナーはちゃんと食べれてよかったなと、食い意地だけはある私は安堵した。
新たな事実
妊娠33週の健診で、赤ちゃんが2,000gに到達したことが判明!よくぞここまで大きくなってくれた〜と喜んだのも束の間…
赤ちゃんがお腹の中で横向きになっているとのこと。つまり逆子に近い状態。
しかも私の場合、出産時の赤ちゃんの出口付近に大きな子宮筋腫があるため、経膣分娩(通常の下から産む分娩)は難しそう…という話に。詳細を確認するため、後日MRIを撮ることになった。
また帝王切開の可能性が高いので、手術前に行う検査(心電図、採血など)を急遽実施してから帰宅。
子宮筋腫があるので、元々帝王切開の可能性があると分かってはいたが、逆子も追加されることに。これは手術かもな〜と、なんとなく心がざわついた日だった。
MRIって苦しいんだね…
人生初のMRIを体験。金属類やヒートテックなどを身につけていないか確認し、専用の服に着替えていざ検査室へ。
仰向けになり、身体の周りになんだか色々装着される。この時、足を曲げた状態に出来るように支えを入れてもらったので、大きなお腹でも楽に過ごせた。
「途中で息を止めるようにアナウンスがある」と聞いてから、MRIの機械の中へ。どきどき。
狭い機械の中に入り「イキヲスッテ、、、トメテクダサイ」と言われたので息を止める。するとビービービーと大きな音が鳴り響いた。
その音に私もびっくりしたし、お腹の赤ちゃんもびっくりしたようで、すごい動いていた。そりゃ驚くし怖いよね……。
そしてビービーが思った以上に長い。段々息苦しくなってきた。いつ終わんのこれ??と焦りながら息を止め続ける。
もう無理かもと思ったら、やっと終了の合図。なんとか生きながらえた。その後も結構な回数息止めとビービーが続き、何度か耐えきれなくて息を吐いてしまったりしながら過ごしていた。
赤ちゃんが怖がって動いてても、手が動かせないし声をかけてもあげられない。だからなるべく深呼吸して、酸素をたくさん送る意識をしていた。そしたら少し落ち着いてくれたような気がする。
MRIってこんなに息苦しいんだね。撮る場所によっては息は止めないこともあるらしいけど。
マタニティフォト
夫の年末年始休暇の間に、マタニティフォトを撮りにスタジオアリスへ。
直近まで撮ろうと思ってなかったけど、先輩ママさんからオススメされたのと、休暇の間の暇つぶしになるかと思って行くことにした。
店舗へ行ってみると、マタニティ用のドレスも3着あり、せっかくなのでドレスを着ることに。(ちなみに夫は普段着。服装格差は気にしない…笑)
撮影は2人で撮るver.と、私1人ver.で、全部で10ポーズ近くやったような気がする。結構なボリュームでしっかり撮ってくれた。
数あるポーズの中でも、夫が膝をついて下からお腹を支えるポーズが、マタニティらしくて印象的だったな。
条件揃い踏み!
35週の健診で、MRIの結果を踏まえて帝王切開による出産が正式に決定した。
なんと、この期に及んで前置胎盤であることも判明。子宮筋腫で見えづらかったらしく、ほぼ初耳だったので驚いた。(たしか16週頃に、胎盤の位置が低いかもと言われてはいた)
筋腫・逆子・前置胎盤という、トリプルコンボ。これだけ条件揃ってちゃ、そりゃ普通に産むのは無理ですわ。
手術予定日は1月下旬。出産予定日は2月上旬だったので、急に出産が早まることとなった。
迫り来る出産…!
まさかこんな早まるとは思わなかった。2月生まれだと思ってたのに…。出産って、本当にどうなるか分からない。
さて、これを書いている今現在は、出産直前の時期。
人生初の手術を受けることに不安はありつつ、その先の赤ちゃんとの対面と育児に、なるべく意識を向けて日々を過ごしている。
出産後、いつになるかは分からないけど出産の記録も書きたいな!
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