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まさかの管理入院!【妊婦エッセイ#9(36週〜出産前日)】

妊婦エッセイ第9回は、妊娠36週〜出産前日までについて書いていく。
いよいよ目前に迫った出産。手術への不安もありつつ、すぐに始まる育児に向けて心の準備をしていった。

(前回の妊婦エッセイ#8はこちら↓)

え…もしかして、おしるし?!これがまさかの管理入院に繋がることに…。

バタバタな1日

36週に入った日の夜、おりものが急にピンクっぽくなった。出血はなさそうだが、いわゆるおしるし(出産の兆候)かもしれない。

私は予定帝王切開が決まっているので、もし陣痛が来てしまうと予定ではなくなり困る。念のため翌日、病院に電話することにした。

翌朝連絡すると、「胎盤からの出血だと怖いので、今すぐ入院の荷物持って来てください」と言われ、慌てて家を出ることに。荷づくりしといて良かった…!

いつもの外来ではなく、入院する病棟に行ったので余計ドキドキ。個室に通され、胎動チェックするモニターをつけながら診察を受けた。

結果、出血はしてないとのことで、即帰宅の許可が出される。ちなみに赤ちゃんはめっちゃ元気ですと言われ、相変わらずだけど一安心。バタバタはしたが、ひとまずその日は乗り越えた。

まさかの管理入院と涙

数日後、妊婦健診へ。診察室に入りエコーを終えると、先生から急に「ピンクのおりものも出たということで、明日からカンリニュウインしましょう。手術の説明するから、ご主人に連絡して」と言われる。

え、なんか入院って聞こえたんだけど?
ていうか、夫は仕事中なのに急に電話しろってこと?

色々言われて戸惑いながらも、夫に連絡すると奇跡的に繋がり、先生の話を一緒に聞いてくれることになった。

まずは、おしるしと思われるおりものも出てるし、念のため管理入院として翌日から入院しましょうという話。

そして手術については…。

前置胎盤かつ子宮筋腫があるので、大量出血の可能性が高いこと。出血が止まらなければ、どんどん輸血すること。筋腫の場所が悪くて、難しい手術になること。最悪の場合、子宮を取るかもしれないこと……

たくさんのリスクの話があり、私はいっぱいいっぱいに…。診察室ではもったものの、待合室では耐えきれず、1人でこっそり泣いた。

帝王切開がそんなに怖いものとは分かっておらず(私の場合だけど)、ショッキングな話の連続に、心が耐えきれなかった。

心の準備ができた入院生活

という訳で、翌日の午後から入院することになった。個室を希望していたけど、コロナ陽性者や大量出血した人用に利用するそうで、2人部屋に通される。

手術まで1週間もあるので、正直ヒマな時間が多かった。(どんな過ごし方だったか、別記事で紹介しようと目論み中…!)

そんな中、管理入院して良かったのは、心の準備ができたこと。

手術の説明を受けたときは、上手くいくかどうか心配でしょうがなかった。でも、入院病棟に響く産まれたての赤ちゃんの泣き声に、まばゆい命の輝きを感じて…。

パワーを貰ったのか、いつの間にか「育児頑張らねば!」という前向きな気持ちに変わっていた。

出産への準備はすべて整った…!

まさかの管理入院ではあったけど、何かあってもすぐ診てもらえる安心感があって、結果的には良かったなと思う。

手術に向けて、先生達が色々準備をしてくれているのも分かり、もうお任せしようと腹をくくれたこともある。

あとは、育児に向けた心の準備ができたことが、やっぱり大きい。

病棟にいると、自然と他の人の育児の様子が聞こえてくるので(笑)、それをメモしておいたり。赤ちゃんの泣き声を聞いて、気持ちが切り替わったり。

管理入院中に、出産に向けた準備はすべて整い、あとは母子共に無事に出産できるよう祈るだけ。事前準備が出来るという、予定帝王切開ならではの良さを実感した日々だった。

おまけ

次回はついに妊婦エッセイ最終回!出産のときを迎えます。

もはや妊婦ではなくなるけど(笑)、出産レポートのような形で書けたらと思っています。

執筆現在、絶賛子育て奮闘中なので遅くなるとは思いますが、良かったら更新を楽しみにお待ちくださいね!


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