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敵認定された日

中学生になったころ同じ町内の同い年の子と
仲良くなりかけていた。話すのはまだ慣れていないけれど
これからもっと仲良くなれるかも!と思っていた。
町内のスポーツチームも同じで(フットボール)
貴重な同い年。その子のお母さんはナースさん。
当時通っていた病院で働いていたので行けば少し話すくらいだった。


中学生に上がったくらいのころ。
敵認定は突然何の前触れもなく起こった。
私の幼馴染とその子が付き合うことになった。
幼馴染本人から聞いたのと学年で一瞬で広まったので
知っていたし、彼女ができたから関わるのはやめておこうと
私なりに気を遣っていたのだが、ある日、私の家の前で
母親とその子に会った時(あまり覚えていない)
わたしは無視された。親の目の前で。
え?なんで??の気持ちでいっぱいで
無視されているのにこれ以上話すことないや・・・と
思ってた。母親たちも何も言うでもなく、別れたあと
私は母に泣きついた。
「なんであんた気を遣ってそんなに下から出るん?
悪いことしとらんのんじゃけ、もっと堂々とすればよかったのに」
と一言。

いや、目の前で自分の娘が無視されとるんだから
もうちょい心配するなり、フォローをなんか考えろよ・・
と相変わらず相談すればこちらに比があるのではないか精神の
母親にあきれていた。

母親もその子と幼馴染が付き合っているのをしっていて、
何も言わずともどうして無視をされたのかというのは
分かっていそうな感じ。


それでも何もしていないのにいきなり無視されるとは。
好きでかかわりを持っているわけではないのにという
思いが爆発思想だった。

幼馴染が私についてなにか話したのだろう、
無視をすることで何がしたかったんだろ

また私を否定してくる人が現れた。もう勘弁してくれ。


当の幼馴染がへらへらしていて、どうして
私は彼氏がいないのにこんな他人から嫌な目に
あわなければならないのかな。

幼馴染がのんきに生きているのが本当にずるいと思った。
なぜ私なんだ、あなたの方がかわいくてともだちも多くて
比べる必要もないのに、何かのヒロインぶってる?
まで考えた。



そこから学んだのは彼女、奥さんもちの人には
近寄らないこと。めんどくさいことに巻き込まれたくない。
が今も変わらない。

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