自分を取り戻す、セルフコーチングの実践。
1. 落ち込む自分を自覚する
3月中旬以降、色々な出来事が重なり、自分の状態がネガティブに傾いていることに気づいた。
だが、気づいた瞬間にポジティブ転換できる人は少ないだろう。私もその一人だ。ここ数日間、どうにもネガティブな思想に支配されていた。
自分の取り扱い説明書的には、誰かと話すことで回復することは分かっている。しかし、どうにも誰かと話をする気にもなれない。あまりにも弱りすぎていて「こんな自分を誰にも開示できない…」という思いがある気がしている。
さて、どうするか。
そんな時「まずは書き出そう」と、ノートとペンを手に取り、いつものタリーズに向かった。
2. セルフコーチングの力で前向きさを取り戻す
私はコーチングの資格もない素人だが、経験上「書き出せば大体うまくいく」と思っていた。
しかし、いつもと違うのはコーチングの手法を取り入れたことだ。
最近よく、GOAL-BさんのYouTube動画を見ていて「ありたい姿をイメージして、自分の行動まで落とし込む」という手法を学んでいたので、実践してみることにした。
3. セルフコーチングの内容(自己流)
以下の手順は、自己流なのでご注意を。
①とにかく感じている不満・不安を書き出す
②コントロールできるものなのか「○・×」で可視化する
③コントロールできるものから、対処の優先順位を付ける(対処しないものは思い切って捨てる・諦める)
④絞り込んだものについて、ゴール設定(どうなりたいか描く)をする
⑤ゴールの実現にむけて、今日からできることを3つ書く。
⑥今日中に1つだけでも実践する。
①をした時点で、「なるほど~、あなた(自分)は、この事柄について不安・不満を感じているんですね~」と受け止める。
グルグルと悩んでいる間は、セルフトークを繰り返してはいるが、自分でも自分の不安・不満を受け止められていなかったりする。言語化することで、冷静に自分の「グルグル」の正体を明らかにすることができる。
②をすることで、「あれ、これについて辛い気持ちになってたんだけど、これってもうどうしようもないやん…」と気づくことができる。
意外と、コントロール不可能なことに悩んでいることってある。
大げさに言えば、「もう嫌!人生やりなおしたい!(´;ω;`)」みたいなことも、実際に言語化して、コントロール可否のフィルターを通すことで「まぁそんなことも思ってましたけどね、無理ですよね、はい。いや、知ってはいたんですよ? でも、落ち込みたいときもあるじゃないですか。でもまぁ、無理っすよね。」と自分の気持ちを受け止めたうえで、これ以上考えても無駄なんだなと気づくことができます。
③・④は、アクションに向けたゴール設定。
特に③の優先順位を付ける中では、「コントロール可能だけど、そこにリソースを割くか」みたいなことも考えました。
文字のごとく優先順位なので、自分の置かれた状況から何に時間を割かなければならないかを考えます。
どう考えてもすべてのタスクが収まりきらないと思われる場合は、思い切って諦めるのも一案だと思います。ここでグズついて、優先順位の上位タスクが不十分になるのが一番最悪な結末だと思っています。
ゴール設定は、出来るだけ具体的に。
ゴールも「ひとまず言語化」してみることで、「ん~、ちょっと粗いよな。もうちょい具体的にしようか」と深堀することができます。
⑤・⑥は実践フェーズ。
「今日から」がポイント。今日、何かのアクションを起こせば、そこから何かが動きだすかもしれない。アクションのスタートラインが先になれば先になるほど、今この瞬間の熱量からは下がっていってしまうもの。
ゴールを見据えたその瞬間に1アクション。
①~⑥を通じて、セルフコーチングする前の「グダグダ思考モード」を、かなり落ち着かせることができました。
※そうはいっても、いきなりネガティブ0%にはなりません。そんな完璧なわけない。
4. セルフコーチングの本から学んだこと
①~⑥は、セルフコーチングの本を読む前にやってみました。
経験を通じて学びを深めていく、「経験学習サイクル」の経験からスタートを切ってる感じです。(定義があってるのか曖昧ですが)
参考図書はこちら。
(イオンの本屋で買ったから気づかなかったけど、Amazonのレビュー5件で2.6って! でも、学びに変えられるかは自分次第。他責より自責でいこう。)
読書の前に、目的設定をしました。
最初は、ネガティブな自分をポジティブに転換するために~みたいなことを考えていたのですが、そこから深堀。
・なぜ、セルフコーチングを実践しようとしているのか
→傷にマキロン、頭痛にバファリンがあるように、メンタル不調にセルフコーチングを備えておくことで、より早く・より迅速に不調から脱するため。
・そもそも、ポジティブ・前向きな自分の状態は?
→・コントロールできないことに考える時間が少ない
・過去より未来を考えている時間が長い
・望む未来を手に入れるために行動をしている
・ため息をついていない
・視線が上がっている
・自責思考である
このあたりを整理して、改めて目的を再設定。
自分の前向きさが低減したと自覚した時に、速やかにセルフコーチングを行い、低減前の前向きさを取り戻している状態になるための仕組整備
→可能なら、このアプローチを大切な人にも提供する(常に、人を幸せにしたい)
自分が前向きさを取り戻す手段の一つには、誰かとおしゃべりする、ということもあるのですが、「人を捕まえる」必要があるし、おしゃべりを通じて必ずしも前向きになれるかという「再現性」が担保できないのではないかと考えました。
その点、セルフコーチングを身に付ければ、少なくとも思考の整理やアクション出しまでは、高い再現性を確保することができます。
再現できれば、前向きな自分を取り戻す確率も高くなります。
そんなことを整理したうえで読み進めたのですが、大きく2点の学び・気づきがありました。
①ビジョンボード作成
自分のゴールを常に意識するためのビジョンボード(こうなるぞをビジュアルで示したもの)。これは、何度も聞いていた話ではあったものの未だに実践していなかったので、今日中にやる。
②ワークライフインテグレーションという言葉との出会い。
ワークライフインテグレーションとは、「仕事と私生活をあえて線引きせず統合して考え、両方をより充実させることを目指す」意味とのこと。
個人的に、仕事のための仕事ではなく、自分の成長に繋がる仕事、仕事の仕方をしたいと思っていたのですが、この言葉を知りませんでした。
読書の重要な意義の一つが「自分の思考を言語化する言葉に出会う」ことだと思っています。
なるほど、自分が目指したいのは「ワークライフインテグレーションの実現」なのだなと言語化することができました。今後は、「ワークライフインテグレーションに繋がるか」ということをアクションの判断基準にすることもできます。
走り書きでしたが、自分の実践メモが誰かのお役に立てれば幸いです。
さて、22時閉店のTSUTAYAなので、先に決めたアクション「業務日報用のノートを購入する」を実践するために席を立たねばなりません。
行ってきます!
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