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2月18日❗️両国国技館に響け、歓喜の歌🎶

大友直人氏指揮による国技館5000人の第九コンサートが、2024年2月18日(日)に、5年ぶりに復活します。
両国国技館開館を祝賀するために1985年に開催されて以来恒例となっているこのコンサートは、2020年2月、開催直前にコロナ感染症拡大によって、急遽中止になりました。私も合唱で参加させていただくために練習に励んでいたので、リハーサルを前にしての突然の中止は非常にショックを受けました。
それから、コロナ禍では、多くのことが不要不急のものとして、中止を余儀なくされましたが、声を出す合唱は、一時は、いけないことの代表のように捉えられることもあり、もう二度と誰かと歌うことは出来ないのかと思ってしまうこともありました。
そして、来年2月にやっと、国技館の第九が再開されることになったと知った時の嬉しさは、言葉に尽くせません。携わって尽力された全ての方々に心から感謝いたします。
来年は、ベートーヴェンの交響曲第九番が初演されてから200年、日本人による初演から100年という記念すべき年だということです。
両国国技館の普段は土俵のある場所に、オーケストラとソロの歌い手の方々が入り、マス席も含めた周りの客席の半分が合唱、半分がお客様というスタイルでのコンサートです。合唱は、全国、そして海外からも、それぞれの地域でしっかり練習されてきた方々が集結します。
素晴らしいオーケストラとプロの歌い手の方々の美しい歌声が、ふわっと上ってくるところに、様々な地域から集まった合唱団の歌声が響き合うと、初めて感じるような不思議な風の流れになって、なんとも言えない幸福感に包まれます。もう二度とあの感じは味わえない気がしていたので、今は嬉しくて嬉しくてワクワクが止まりません。
4年の間には、誰もが様々な辛いことに直面し、諦めたことも、泣いたことも沢山あったことでしょう。そして、今もうまくいかないこともたくさんあるかもしれません。
でも、私が参加させていただいている墨田区の練習会場に集まる方々は、きれいな歌声も、真剣にメモを取る様子も、とびきりの明るさも、4年前と変わらず、生き生きしていらっしゃいます。先生方の熱心なご指導も、優しいピアノ伴奏も、とても安心できます。そして、事務局の方々も、ご苦労が多い中、力強いチームワークで支えてくださっています。
しかし、それは、当たり前の日常が戻ってきたというのとはまた違うのです。4年間、思いもかけない苦しみや不安と戦ってきた一人一人が、新しく作っていく世界は、4年前とは違うはずです。
合唱や音楽に限らず、全てのことがそうなのではないでしょうか。大切なものを見失わなくて良かったという喜びが、心を強くしているのではないでしょうか。
これからだって、何があるかわかりません。でも、今日、笑ってるね、なんか頑張れたね、ちょっと進んでるね、と思えること、それを重ねていくことが、こんなに素敵なありがたいことだとわかるようになったのは、すごいことだと思うのです。そこに、新しい何かが少しずつ生まれている気がします。
2月18日、両国国技館に響き渡る歓喜の歌は、これまでとはまた違う感謝と希望に満ちたものになることでしょう。その歓喜を分かち合うために、一人でも多くのお客様が、国技館に足をお運びになるといいなと思います。
たくさんの方々と共にこれからも練習に励みます。
ご成功を心からお祈りしています。‼️



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