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「人生の主役は自分だよ」なんて世間は嘘つきだった

加害者を祝福出来ない私がクズ呼ばわりされるんだ、気持ちが透明になったら何を言われても「そうだね」なんて愛想笑い出来るから、あの日の思い出なんてなんの意味ももたなくなるよきっと。



1.重力崩壊しそうな不幸の温度

自分が自分だったことも忘れて誰かの代わりに嫌われ者で有り続けるのが誰かの幸せに繋がるんだね、私は誰も不幸にしてないのに、それが鬱陶しいだってさ。
幸せになろうと足掻けば文句をつけるのに、不幸でいるのも周りに迷惑をかけているだなんて、悪い比較対象として何一つ認められなくなった頃から幸せな人は誰かを不幸にしているって痛感して、自分が報われたら嫌いなものに嫌いと叩きつけて自由になって、既に夢ですらもお古でしかないのに誰かの欲しかったものを奪い取ったら嫌いな人と自己同一になってしまいそうだから、自分を弾き飛ばしたくて死に至るまで苦しめることしか出来なくなった。


2.自称アンドロギュヌスちゃん(他称を含む)

嘘なのかホントなのかからかっているのか分からなくなって、社会の目が怖いからどっちにも見えるように自分を偽るのが癖になる。
バレたら批判されるべき性別のほうだなんて生涯戸籍以外誤魔化し続けようと思う。アニメや漫画ならかっこいいのに。

特別なほうの、だったらいいなって思いながら、もし人工物や真性でなかったらお笑い草でなんにもなれやしない。今更他人の成り立ちなんか聞けやしない。私がコンプレックスなのはそれが承認欲求を満たしてくれなかったからだ。

時々女子ぶるのは環境からくるハンデを誤魔化すのに丁度いいからでそれ以外で得なことなんて何にもない。女だってきっと誰かの下で愛想笑いをする度に自尊心をすり減らすんだろう、誰かに気に入られることだけが嬉しいに直結するわけじゃないのだ。
そして女は女だけでなく自分の脅威になるものに嫉妬するものだから、ホモだのロリコンだのそういうレッテルで誰かを糾弾することで自分の安全圏を確保したい、多分根底には誰かに好かれてないと生きていけないような恐怖心がある。

男は男で、他人からの評価が怖いものだ。
だから時々自分の好きなものじゃなくて、社会からみて自分がどうみえるかで相手を選ぶことがある。批判は不利益で不利益が自分の立場を脅かせば自分のテリトリーすら守れず群れとしての形骸を成り立たせることが出来なくなることを熟知しているからだ。

自分の中に少女然としたものがあり夢想家であるような一面を未だ捨てきれず、筆をすべらせれば、或いは草臥れたような男性像も存在するのだから手に負えない。

思えば男のミソジニーの一面は少女然としたものをエスコートされることなく終えた劣等感から来るのかもしれない、きっと、私もそうだから、秘事みたいに何処かで発散しようとするのだ。
ひいては誰かにまた優しくなれるのか、なれやしなくても、死んだあとでもすぐに成仏出来ないんだ、49は留まるらしい。

私は私の中の誰にも選ばれず切り捨てられた過去を忘れられずに、自分だけが誰かを選ぶなんて不公平じゃないかという女々しさと、強者であるのに目上から搾取された弱者性に類するようなコンプレックスと、ストレスから逃げたくて何も選ばないことを選んでしまった。

途中から男女の社会性の話になってしまった。


3.特殊コンプレックスとただ紫外線に弱い

上記のことは特殊コンプレックスだ。
特殊であることがまるで不幸な特別に感じるのに、〇〇じゃないから蔑まれるせいで普通に見えないことがコンプレックスに転じる。
でもなんだか普通になることももったいない気がして、

現代になればアルビノは特別視される。
それでお金を稼いだりも出来る。
多分自分の過去を売りたくなるようになんでもお金に結びつけたくなるのは環境からくる悪癖だ。
脱線した。
ちなみに紫外線に滅法弱く、焼けると赤くなるを通り越して水ぶくれになることもあった。
学生時代それで揶揄されて運動そのものが嫌いになったくらいだった。運動神経悪いことにしているけども泳げないことと、集団が苦手なこと以外は実のところ普通なので時々目を逸らしたくなる。
じゃなくて、これだとただ紫外線に弱いだけでなんの得にもならない。髪が白っぽかったらアルビノみたいになれたのかなとか不純な事を考えて髪を染めたのに別に何にもならなかった。
本当にそうなったらなったで普通になりたいとかほざいてそうなので失礼な話である。

多分白くて綺麗で儚げだと言われているのと比べて欠点しか残らなくて軟弱だと言われる自分が悪いとこ詰め合わせパックみたいに思えて、何もかもが嫌になる。


4.たまには脇役にも脇役への救済を

いつの間にかずっっっっっと脇役。

でも主役になりたくない、嫌いな人(私を惨めにした)と自己同一の嫌悪感を覚えたくないから。
だから主役が嫌われてると安心する、ちい虐みたいなもんだと思う。
そういう人って一人じゃないから性格悪いだなんて思わない。そう思うと時々誰かのための透明人間に戻れる気がする。

今、宙ぶらりんなので仕事をしていると言っていいのか分からないけど、若い頃は権威のあるものが欲しいから中身のあるものを作るために無意味な自傷行為に励んでいたのに、いつの間にかもっと要領のいい人たちに先を越されてスタッフロールを見れば立ち位置は悪くないのに可もなく不可もない。
なんなら自分の考えた内容が口頭で伝わり私の名前なく何かが作られていたこともあるわけだから遣る瀬無い。自分が何かと悪く言われるのは内容を横取りした人が誰か存じぬが、おえらいさんのせいなのだ、こういう小さな不幸が重なって、私を自己陶酔で自分を慰める化け物にした。

かいつまむなら悪くないのに悪いとされる報われない役回りが私を化け物にした。





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