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テープ芸 清水アキラか! 黒須っち

【『VIVANT』推ッス記念④】

 主人公を「先輩」なんて呼んでいる、対テント作戦別班ズのたぶん一番若いと思われる黒須。黒須の名前を耳にする度に黒酢→米酢→酸っぺぇと連想してしまう。黒須がどこかまだ青臭くて酸っぺぇ感がするから余計だ。
 この黒須の第9話でテープを目蓋に貼られて、無理矢理に虹彩認証をとられちゃってるシーンには、度肝を抜かれた。瞬間「わ、怖い! ホラー!」って思うのと同時に
 「清水アキラのテープ芸かよ!」
も走った。でも、そう思った人は私だけじゃないはず。
 私の推しキャラはチンギスとドラムだが、『VIVANT』で一番印象に残っているシーンはと問われれば、即答でこの「テープ芸」だ。このテープ芸シーンが登場するまで一番強烈だった「う○こ塗る」シーンを凌駕したディプインパクトで、「う○こ塗る」シーンをあっさりと第一位から蹴り落とした。「う○こ塗る」シーンは、田舎で慣れ親しんで育った「ぽっちゃんトイレ」と学生時代のウルムチからトルファンのバス休憩所にあった衝撃の便所(地元のおばちゃんたちでさえ、衝撃だったようだ)の記憶とが呼び起こされ、臭いまで画面からにおってきそうだったが、まだあり得なくもなく、超強烈だったが「あ、そうきたか!(笑)」程度の衝撃だった。
 「テープ芸」は、想定外どころか、異次元空間に瞬間ワープしたぐらいの狼狽、衝撃、己の感情の置き所センサーの能力超えであった。もうホラーなんだか、お笑いなんだか。その両方なんだか……。インパクトが凄すぎた。
 

今回はドラマ中の別班の謎

1.別班司令部(?)は金が掛ってそうだが、資金はどこから?

 別班の活動資金も含めて、どっから出てんのか。自衛隊からも、防衛庁からも出てはいないだろう。もし、そうだったら、そんな巨額の使途不明金、どうやって処理するんじゃ。
 ……と思っていたら、第9話で黒須が別班の資金調達担当と判明(そして、上記のテープ芸に繋がる)。結構、黒いことやって資金集めてんのね。テントと大差ねぇじゃん。別班、殺しもやるしね。

2.司令は、普段、何してんの?

 有閑マダム(死語)っぽい雰囲気だけれど、表向きはどういう人なの? 本当にどっかの金持ちのセレブ奥様だったりして。バリキャリっぽくもあるから、人材派遣会社の社長とかだったら笑える。別班員も各国に派遣しますってか。
 余談だが、司令は「おそらく50代後半」と乃木が言っていたから、男女雇用均等法施行直後の世代か、と思ってしまった。今だって、自衛隊内部でセクだのパワだののハラ話をよく聞くが、あの時代は、女子、腫れモンだったろうよ。官民共に、社会組織が女子をどう扱っていいか、今一つわからない時代。よくぞ這い上がったものよのう……。

3.撃たれた別班ズの現状と今後

 彼らは普通の会社員や省庁の職員であるから、勤め先での扱いは、表向きは「出張先で銃で撃たれ、只今入院中」という状況であると思われる。日本の普通の勤め人としては、普通じゃない状態だよね。風力発電のプロジェクトのために同じく出張中の乃木と黒須は行方不明。どういう処理をされているんだろう。
 考えるに「現地で武装勢力に誘拐され、途中で逃げようとした4人は撃たれて重傷(重体か)。その場に放置。行方を追っていたバルカ警察に保護された。残る2人は武装勢力にどこかへ連れ去られてしまった」って筋だろうか。
 こんな事件、日本で大騒ぎになりそうだが、連れ去られた2人の安全のために公表を控えているというところだろうか。
 しかし、4人の負傷別班ズは、公安に面が割れているからこの先別班員として活動できないんじゃないだろうか。そうしたら今後、どうするのだろうか?

(追記)
別班ズの中で黒須だけが乃木の弾を避けられたというのは、やはり若さなんだろうか。別班ズ、アラフィフっぽいおっさんもいるしな……。黒須は(青)酸っぺぇが、こっちは塩っぱい……。

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