麻雀#8_Mリーグ2022-2023レビュー・1位アベマズ

渋谷アベマズの優勝で幕を閉じた、5年目のMリーグ。
年々おもしろさを増す中、これまで以上に興奮と悲哀など麻雀ならではの感動的なドラマを魅せてくれたシーズンをチーム別に振り返りたい。


1位 アベマズ

個人成績
日向+128.6P
松本+103.3P
白鳥ー84.7P
多井ー91.6P


苦しみをのりこえた優勝

ジェットコースターのようなレギュラー。500P以上あったアドバンテージを使い果たし、困った時の多井頼みがことどとく失敗。それでもセミファイナルに進出した。
その事実がチームの結束をより強固にしたのではないか。

ポストシーズンでは、ショーマツが活躍。多井頼みのチームからの脱却。これがまたチームにとって、自信をもたらすことになった。


連覇に死角はないのか

もともと地力のあるチームに、優勝経験という自信が加わり、リーグ内で頭ひとつ抜けた存在になりつつあるアベマズ。

そんなアベマズに死角はないのか。
安定感という点では死角はないといってよい。4人の雀風や雀力など総合力の高さからいって、レギュラーで敗退する結果は想像し難い。
しかし、連覇となると、雀力だけでなく、さまざまな要素が必要になってっくる。ここまでのシーズンにおいて、連覇がでていないことをみても、アベマズをして相当に難しいだろう。

難しさのひとつには、ファイナルでの各チームの振る舞い方がさまざまであることにあるだろう。タイトル戦の場合、優勝にしか意味がないことが多い。このため、残り試合数が少なくなればなるほど、他チームがどういう行動・戦略にでるかを想定し、自チームの戦略に活かすことが勝敗を分ける。この点、タイトル戦の経験値では抜きん出ている多井の知見が大きく強みを発揮する。
しかし、Mリーグの場合、1−3位の賞金に差がある設定になっており、優勝条件がなくなったチームは必ずしも優勝を狙ってこないこともあり得る。こうした状況への知見は、どのチームも未成熟と言って良いだろう。高次元のステージにおいては、一つのミスが命取りになりかねない。戦略性の読み違えが起こりうる状況。これがアベマズ連覇への資格と言えるかもしれない。

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