麻雀#10:IKUSAを通して思うこと

EX風林火山のスペシャルスパーリングパートナー(SSP)を決定する選考会である「IKUSA」。プロアマ混合での熱戦を勝ち抜き、頂点に立ったのは日本プロ麻雀連盟の一井慎也プロ。盛り上がった今回の取り組みを通して、次のことを思った。

1.Mリーグの擬似2部リーグ化
Mリーグの盛り上がりは、もはや自他ともに認めるレベルに達している。この盛り上がりをもう一段進化させるには、飽きさせずに盛り上がりの火を絶やさないこと、いわゆるMリーグロスを感じさせないことだろう。
その意味では、IKUSAのようにMリーグ関連の試合を途切れなく継続していく取り組みが効果的だろう。Mリーガー予備軍による「2部リーグ」といった形式の取り組みが増えてくれば、ファンにとってはいつまでも熱気が冷めない。とくに、次期Mリーガーを発掘することに直結することも含めると、いよいよ目が離せない。

2.新しいタレントにとってのチャンスの場
他方、選手の立場に立ってみれば、Mリーガーへの登竜門が増えることは願ってもないことだろう。また、Mリーガーになれずとも、勝ち上がって良い戦いを繰り広げれば、その知名度は自然と上がり、プロ活動にも少なからずプラスに働く。
また、麻雀界には、Mリーガーと同様の実力をもつプロ雀士がまだまだ在野にゴロゴロいる。「2部リーグ」の層の厚さは、新チーム参入を考えているスポンサー企業にとって参入しやすい条件とも言える。

3.優勝者の恩恵
IKUSAの優勝者はSSPとしてEX風林火山の戦力協会に貢献する役回りとなる。優勝者にとって、実力の証明という意味では十分かもしれないが、即Mリーガーを狙うものにとってはやや物足りない印象も拭えない。
優勝者の待遇改善に向けては(当然、レギュレーションの変更が伴うが)、リザーバーというのはどうだろう。たとえば、本選手4名のうち、病気やケガで故障者が出た場合や成績不振者に代わって、試合数限定で代走できる、いわば5人目のチームメイトとなるわけだ。
将来的に導入されれば、チームとしての戦略の幅が広がって、監督の采配がよりクローズアップされて、Mリーグの魅力がますます高まるのではないだろうか。

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