ロサンゼルス生活17日目

サニーデイが続いている。

本日はウェストウッドにある図書館に行ってみた。昨日行ったウェストLAの図書館との違いを見るために。ウェストウッドの図書館は自転車で15分ほど。距離でいえばサンタモニカカレッジとほとんど変わらないが、方向は全くの逆である。

15分ほどのサイクリングを楽しんで図書館に到着。ウェストLAの図書館よりも新しい。現代的な建物である。広さはほとんど変わらない。置いてある本のボリュームやラインナップもほとんど変わらないのではないだろうか。ウェストLAの図書館は徒歩10分。自転車なら3分。どちらに通うべきかは明白である。

ウェストウッドの図書館で漫画を物色。スラムダンクの英訳版を発見した。私世代の男子でこの漫画を読んでいないやつはほとんどいないのではないだろうか。馴染みのある英語の漫画。今の私にぴったりである。早速読み始める。当たり前だが日本語よりも進まない。細かい表現がなかなか英語では掴み辛い。よく分からない単語もある。一巻を読み終えると疲労感。本を書棚に戻した。

夜はアメリカ的なビッグステーキを焼いた。これ一度はやらないとイカンだろう。かなりでかい牛肉が5ドルほどで売っていた。日本円で約750円。明らかに日本で買うよりも安い。大丈夫だろうか、お腹が痛くならないだろうか、と一瞬怯んだが、ものは試しに買ってみた。大蒜と塩と胡椒で焼いて、醤油と味醂で味付けをした。うまかった。全然アリであった。

色々なことを主体的にやってきたような気もすれば、流れや気分で色々なことに手を出してきたような気もする。海外移住についていえば思いはあった。いつか一度くらいは海外に住んでみたいなと。思いはあったけれども具体的になにかをしたわけではない。全くなにもしていない。しかしよく分からないタイミングで、その思いが形になってしまった。主体性はゼロである。移住するために私が行った努力もゼロである。完全に流れである。

主体的に動いてうまくいくこともあればうまくいかないこともある。逆に全く主体性を持たなくともなぜかそうなってしまうこともある。しかし主体性がないのだからそうならないことの方が多い。これらを踏まえると、意志や希望や努力ってなんだろうって思ったりもする。

思ったりもするが、当然のことながら私のこれまでの人生とこの海外移住は無関係ではない。私が意志や希望を持ってやってきたことのひとつの副産物としてこういうことになっている、のではないかと思う。すべては繋がっているのである。ひとつの結果に一喜一憂することなく、日々を穏やかに楽しんでいこうではないか。人間万事塞翁が馬である。そういうことである。

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