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自律神経が乱れると車に酔いやすい



春になると不安や緊張により、様々な自律神経症状が出やすくなります。

進学や就職により電車や車、バスに乗る機会が増えて「乗り物酔い」になる人が多いのではないでしょうか?

「私は酔いやすい」

「昔に比べて酔いやすくなった」

と片付けてしまう人も多いと思います。

しかし乗り物酔いは、自身の体調不良を示す兆候かもしれません。

乗り物酔いに悩んでいる人は、

自律神経に異常をきたしていると考えて、何か根本的な対策した方が良いでしょう。


なぜ酔うのか?


乗り物酔いの特徴
乗り物に乗ると気持ち悪くなったり吐き気、吐いてしまう症状を呈すること(別名:動揺症)
・幼児や高齢者では起こりにくく、小学生から多く見られ、女性より男性に多い
睡眠不足や、疲労、汚れた空気の匂い、不快な温度や湿度などで悪化することがある


乗り物酔いの原因
では乗り物酔いの原因とは何なのでしょうか?
医学的には
「乗り物の揺れ」
「周りの風景の移動」
など普段慣れない刺激が繰り返し脳に送られ、脳への情報が過剰になります。

また脳への刺激が過剰になると、自律神経への異常な反応が繰り返され、気分が悪くなったり吐き気を催すなどの症状がでます。

つまり過剰な情報が自律神経を乱し、また自律神経が乱れている状態で車に乗ったりすると乗り物酔いの症状が起こりやすいということです。

自律神経の乱れをそのままにしておくと、動悸や息切れ、その他耳鳴りやめまいなど様々な自律神経症状につながる可能性があります。

よって、「最近乗り物に酔ってしまう」と感じたら体調を整えなければいけないサインだと思った方が良いかもしれません。

乗り物酔いしやすい人へのアプローチとは

自分でできる対策

一般的な乗り物酔いの対処法としては、

・前の日はよく睡眠を取る

・食べ過ぎに注意する

・車は前の席、船は中心に乗る

・車内の換気をする

・車内で小さい文字を読まないようにする

・おしゃべりをするなどして気分を紛らわす

・体を締め付けすぎるよう服装には気をつける

・暖房をきかせすぎない

・事前に酔い止めを飲んでおく


これらの多くは一般的な自律神経を整える対策としても当てはまります。

だから乗り物酔いと自律神経の関連が大きいことがよくわかると思われます。


乗り物酔いに対しての施術


頭蓋オステオパシーでの乗り物に酔いに対する目標は、

・迷走神経(リラクセーションや胃腸の働きに関与)の調整
・平衡器官(バランス感覚の感覚器官)の改善
・眼球運動の改善
・中枢神経を落ち着かせる

これらを目指して主に頭蓋の施術をしていきます。


実際の施術としては、

頭部や頸部の軸調整することで、迷走神経の働きが高まります。

また側頭骨の可動性を正常化することで平衡感覚を高めていきます。
またこの動きはめまいや耳鳴りなどの不快な症状にも関連しています。

蝶形骨を調整することで視界が広がったり、眼球運動を正常化させます。

またクレ二オセイクラルセラピーを仕上げに実施するで、自律神経のバランス改善を図っていきます。


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