アイドルマスター ミリオンライブをニチアサで放送する意味を考えてみる
公式サイト
10月からアイドルマスターミリオンライブのアニメ(以下ミリアニ)が始まりましたね。皆さん見てますか?
この記事は、アニメが始まる前にある程度書いていたんですけど、大して考察らしいことがかけなかったのでしばらく放置してたものです。
しかしながら、せっかくだから書き上げて公開しようって思ってたらこんな時期になってしまいました…
なので、後半は簡単ではありますが、視聴後の感想を書かせてもらっております。
ニチアサとは
いわゆる「ニチアサ」とは、日曜の午前中(8時~10時過ぎ)の時間帯、またはその時間に放送している番組の事を言います。
主に、幼稚園~小学校高学年くらいまでのお子様を対象にした、アニメ、特撮番組を放送しています。(正確な定義ではなく、だいぶゆるい定義です。ご容赦を。)
間違っても、いい大人が見て喜ぶためのに作られた番組じゃないですよ!
今期ですと、8時半からのプリキュアに始まり、9時からのスーパーヒーロータイム、10時からのミリオンライブのアニメがこの時間帯になります。
ちなみに、プリキュア~スーパーヒーロータイムまではテレビ朝日系ですが、ミリアニはテレビ東京系での放送になります。
少し前までは、テレ東系10時からはプリティーシリーズが放送されていましたね。
さて、そのお子様向け番組の時間帯に、どう考えても大きなお友達コンテンツであるアイドルマスターが放送されるわけです。
その意味をちょっと考えていきたいと思います。
(ちなみに、日曜日の深夜にテレ東で、月曜夜にBS11で再放送がされていますが、地上波最速放送はニチアサの時間帯になります)
制作スタッフから考察してみる
監督は、綿田慎也さんです。
監督としての代表作は、ガンダムビルドシリーズ(ビルドファイターズトライ、ビルドダイバーズ、ビルドダイバーズRe:RISE)、劇場版のアイカツスターズ、他になります。
アイカツスターズは、言わずと知れた女児アニメ。
ビルドシリーズは、トライとビルドダイバーズは小学校高学年~中学生くらいまでを対象としたロボットもの。Re:RISEはもうちょっと対象年齢が上がるかな、と思います。(主人公が高校生なので)
成人を対象にした深夜アニメというよりはお子様向けの夕方アニメが多い印象です。
余談ですが、私はビルドシリーズが好きですので、ミリアニの監督が綿田さんと聞いてめっちゃ期待しています。
続いて、脚本・シリーズ構成ですが、加藤陽一さんです。
脚本・シリーズ構成として携わった代表的な作品を上げてみますと、
アイカツ!シリーズ
デュエルマスターズシリーズ
妖怪ウォッチシリーズ
ガールズ×戦士シリーズ(実写特撮)
錚々たるお子様向け作品のオンパレードです。
ということで仮説
なんかもう、スタッフのところで答え(?)が出てしまっているような気がしますが、
ミリアニはわりと本気でニチアサ本来の視聴層である女の子達に見てもらいたいのでは?と推測します。
ファンの裾野を広げるために、今までターゲットとしていなかった層に訴求する考えはアリだと思います。
ただ、そう考えた場合、女の子が欲しくなるようなアイテム(おもちゃ)を同時に売り出したほうがよいのでは?となるのですが、
アニメ放送中のCMでは、そうしたおもちゃ(グッズ)等はなく、逆にゲーセンを動物園に変えてしまったガンダムゲームのCMばかりやっているのでいただけません…
う〜ん、この説に自信がなくなってきた…(この辺の考察が雑すぎて記事にしようかためらってたわけです)
ニチアサフォーマット
ただ1〜3話くらいまで見た感じですと、ニチアサフォーマットに従って作られていて、見ている人に分かりやすい作品だなという感想を持ちました。
ニチアサフォーマットっていうのは私が勝手に言ってるだけですが、だいたい以下の特徴があります。
基本的に1話1エピソードで完結
話の作りがシンプルで分かりやすい
話の後半に盛り上がるパートがある(特撮だったら戦闘シーン、アイドルアニメだったらライブシーン)
深夜アニメのような複雑で突飛なストーリー展開もなく、1話の中で起承転結がきっちり展開されてて王道ストーリーだなと感じました。
お子様に対して、ニチアサフォーマットは有効だと思いますし、大人のファンに対しても分かりやすい展開はストレスなく見れるため評判は良いのではと思っています。
以上のことから、ミリアニはニチアサで放送される以上、それなりに女児層を意識しているのでは?と考えています。
(だいぶ強引な結論ですが…)
ここからは感想
せっかくなので、見たところまでの感想を極端なネタバレにならない程度に書いておきます。
ちなみにミリオンライブはアプリをやってないのでほぼ初見のオタクの感想です!
3DCGが素晴らしい!
ぱっと見2D作画と見分けがつかないくらいの出来でびっくりしました。まったく違和感がない。
その上むっちゃなめらかに動く!オープニングの全員ダンスシーンは圧巻!
アイドルアニメは、キャラが生き生き動いてるところを見せてなんぼですからね!感動しました!
ストーリー展開の仕方が良い
基本1話完結型っぽいですが、大きなエピソード(原っぱライブ)は複数話にまたがる話の作り方でした。
ただし、1話の中で解決できることはやっちゃって次週には持ち越さないというのは良いと思いました。
静香が曇ったときにその話中でリカバリした回とかですね。
これをずっと引きずられると、他のキャラの出番が減ってしまうので、この回で解決したのは良かったです。
ただ、静香のこのエピソードは、今後も出てきて終盤の大きなテーマになりそうですよね。
ヘイトコントロールが上手い
原っぱライブの開催是非について、桃子が皆の前で反対意見をぶっこみます。
こーゆー皆でなんとかしようって話をしてるときに正論しか言わないキャラってのは視聴者のヘイトが集まりやすいんですよね。(リアルでも)
これを速攻でリカバリしたのは良かったです。
桃子1人が悪者にならずに本当に良かった…
リカバリの仕方も、他のメンバーの意見を見せつつ、未来の意見を元にPがまとめるというやり方で、うまいなぁと思いました。
(でも、マイクが入ってて偶然みんな聞いちゃったっていうのは古典的過ぎて笑っちゃったw)
Pの性格は…
ミリアニのP(プロデューサー)も、真面目でちょっと熱血入っててしかもほぼ新人という、今までと同じタイプなんだなぁと…
まぁ、Pはプレイヤー(視聴者)の写し身なので、あまり癖のあるキャラにしちゃうと感情移入できないってのがあるかもしれませんが、ワンパターン感が否めないかな?
あと、駆け出しPでこんなに多くのアイドルを抱えるのはさすがに大変では?となりましたね。
いっそのこと女性Pも入れて複数Pにしちゃうとか、ベテランの敏腕Pでもストーリーにメリハリが出そうで面白いかな?と個人的には思いました。
キャラクター多いなぁ
総勢40人以上いますからね…全員は覚えられないw
たぶん、最終的には未来、静香、翼の3人が中心になりそうですが、影が薄くなるキャラが出そうで心配です。
これは、初代アニマスもデレアニのときも課題だったと思うので、うまいことストーリーを回していってほしいと思います。
主な感想は以上です。
直近で水着回がありましたが、ニチアサキッズに配慮したのか露出度が低めで残念に思いました…
この点に関しては、大きなお友達向け版を作って欲しいなと強く思います。(円盤買いますので!)
以上です。
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