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子どもの自殺の現状と、高校を卒業する息子に送る言葉

子どもの自殺数が高い水準で推移している。

令和4年には、小中高生の自殺者数が512人となり、過去最悪を更新した。令和4年の調査では、小学生が17人、中学生が143人、高校生が352人となり、高校生が全体の68.9%を占めている。特に高校生の男子が増加し、全体の45.5%を占めた。月別では、6月、9月、3月の順に多く、入試や進路などの影響が考えられる。

https://www.mhlw.go.jp/content/12201000/001079456.pdf
「令和4年の「児童生徒の自殺」」厚生労働省

子供の自殺には、健康問題や学校問題などの多様な原因・動機が関係している。特に高校生の場合、定時制・通信制の生徒は、全日制の生徒よりも自殺死亡率が高く、精神疾患や薬物乱用などの健康問題が多く見られる。また、女子の場合、自傷行為や自殺未遂の割合が高く、自殺で亡くなる前の1ヶ月以内に自傷行為や自殺未遂をしたケースが多いそうだ。

https://www.mext.go.jp/content/1422639_004.pdf
「子供の自殺等の実態分析」文部科学省

子どもの自殺411人で最多水準 「望ましい」はずの詳細調査は少数:朝日新聞デジタル (asahi.com)

また上記の記事では、自殺の原因究明において
詳細な理由は追えていない
という課題に触れている。 
自殺や自殺が疑われる事案を把握したら行うことが決められている「基本調査」は全ての案件について実施される一方で、弁護士や心理職ら外部の専門家を加えた委員会などで実施する「詳細調査」は全体の4・6%にとどまった。
これに対し、遺族から適切な運用求める声も出ている。

話は変わるが、先日息子が高校を卒業した。
残念ながら、大学受験に失敗し浪人生活に突入だ。

長い時間生きてきた人間から見ると、1年間など一瞬だ。与えられた時間を無為に過ごさず、大事に生きて欲しい。
親としては、欲深く「いい大学」とか「いい仕事」とか時々思うこともあるけれど、究極は「生きて」くれたらいいのだから。

教育・IT関係の情報、時々一人旅の記録や日々の出来事など発信。最近は生成AIにハマっているのでそっち系多め。地方在住。読書好き。犬と猫を飼っています。