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星田神社

初期研修が修了いたしました。私は4月より小児科として某大学に勤めさせていただく次第です。

星田神社は大阪は河内の交野にある神社でして、もともとは物部氏の祖 饒速日をお祀りしたお宮だそうです。

この星田の土地は名前がしめす通り、星にまつわる土地です。
街を流れる川は天野川、また少し離れたところに星の森、星田妙見宮があり、かつて隕石が降った場所と伝わります。天野川の上流には磐舟神社と申し、
物部の祖 饒速日命が天から降るときに用いられた天磐舟と伝わる舟形の巨岩があります。

日本神話では星の神様はほとんど目立たず、天香香背男、またの名を天津甕星と申す神が、天孫への逆神として描かれています。天津甕星は茨城県に大甕神社としてお祀りされているようです。なぜ星の神はあまり日本神話で認められなかったのでしょうか。物部氏と星の祭りはどのような関わりがあるのでしょうか。興味深いことです。

星田神社の御由緒に曰く、かつてこの地に大杉あり、これに交野物部氏の祖である饒速日をお祀りしたとのことです。しかし蘇我氏に物部が敗れた折に饒速日を祀ることを隠して、いまは表筒男、中筒男、底筒男、神功皇后の住吉四柱をお祀りしたのではないかと推測せられています。磐舟神社も饒速日命を祀るかと思いきや同じ住吉の神を祀りますから、そうしたことがあったものかと思います。

境内は落ち着いて、近年基壇が改まったようでいよいよ御神徳あらたかであり清々しいお宮です。

5-6台程度の駐車場を備えていただいてありますのでお車でのお越しが便利でしょうが界隈の道狭くご参拝の折はお気をつけください。

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