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びっくりフデリンドウ

フデリンドウという小さな植物があります。
今年の春、雪解けと同時に葉を見つけ、その時初めてフデリンドウが越冬する事を知りました。そこで、どんな植物なのか観察する事にしてみました。

雪解けと同時に姿を現し
小さな葉ですが、他の植物は枯れているので目立ちます


フデリンドウ(筆竜胆)とはつぼみが筆の先に似ていることからついた名前のようです。
花は晴れた日は咲き、曇りには花はまた閉じます。

確かににていますね
人差し指と比べて、とても小さいことがわかります

日が当たると開き曇ると閉じる花、それをずっと観察していましたが、ある時変化に気づきました。

何か見えます
あら、萼の中になにかできた。種?


それから忘れずに観察するようにしました。すると

うわー開いてるー!
なんだろう。

この様子は以前にも見たことはありました。でも、咲き終わった花が落ちるとこうなると勝手に思っていました。
一体何なのか調べてみると

雨の日になると開き、
中に見える橙色に見えるのが種、
この中に雨粒が落ちて水滴が飛ぶ時に種も一緒に飛ぶ、種子散布

という事がわかりました。驚きです。

確かに中の橙色はつぶつぶでした
これが種か!!

この種が雨粒で飛び、秋になるとまた発芽し葉が出て、越冬するという事のようです。

春にはまたこの姿になるということだ


引き続き観察を続けたいと思います。
できれば発芽したところを見たいです。

雨粒で種を飛ばしてもらうのか。
思いもよらぬ方法だったなぁ。
やはり植物は面白い。

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