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Z世代のお年玉の使い道は⁈

 前回のブログでは小学生から高校生までのお年玉の使い道について書きました!

 やはり「貯金」の首位の座は揺るがないものでしたね!子どもの頃から貯金の大切さを親から聞いている人がどれだけ多いかがわかりますね!

大人になったら…

 小学生から高校生までのお年玉の使い道は、小・中・高全てのランキングで「貯金」がトップという結果でした。

 小学生から高校生まで金融教育が始まったとは言え、家庭でのお金に関する考えを色濃く反映した結果と言えるでしょう。

 また、コロナ禍を経験したことにより、将来への備えについての意識が高まってきたことも伺えます。

 実際にランキングでは小学生と高校生の部門で前回調査よりも貯金と回答した割合が大きく上昇しており、高校生に関しては参照した調査(2021)では前回調査(2018)よりも約20%も割合が増加していました。

 では、それ以上の年齢層(お年玉をまだ貰う可能性がある若年層、いわゆるZ世代)のお年玉の使い道はどうなのでしょうか?

大人になると使い道は変化するのでしょうか?

大人になっても…日本人は日本人!

 バィドゥ株式会社が2022年の11月に行った調査を基に発表した「お年玉の使い道TOP10」を見てみます。

 1位は「貯金」。回答者からは「貯金して欲しいものがあったらそのお金で買いたい」とか「将来の学費のため」といった将来へ向けてのものという意見や「昔からお母さんが私用の通帳に貯金してる」という声がありました。やはり親の教えは偉大なんですね!個人的にはやはり日本的だなぁと感じてしまいます。

 続いて2位は「推し活」。「新年早々推しで満たされたい!!」「推しのグッズが買える機会がここしかない」と言った意見や「推しに貢ぐ→私が幸せ→経済を回してる→なんかカッコイイ」と言った意見もありました。資金の向かい先は投資とは異なりますが、私はこの考えはとても良いと思います!

 そして3位は「ゲーム機・ゲームソフトを買う」でした。「ポケモンのゲームをいっぱいあつめてる!」「Nintendo Switchのプリペイドカード買う」「新作ゲームが欲しい」「プロゲーマー目指してる」という意見があり、何とも今風という感じですね!

お金は貯めるだけではないですよ!

 いかがでしたでしょうか?社会に出て、自ら収録収入を得るようになった年齢層でさえ、やはりトップは「貯金」でしたね!

 もちろん、お年玉は祖父母や親戚など顔馴染みの大切な人からいただくものですから、なかなか無駄遣いには充てられないのもあるでしょう。

 ですが、お年玉は見方を変えれば「家族・親戚で現金を手にして話ができる」という人生の中でもかなり貴重な時間といえます。

 家族や親戚を交えてお金の話はなかなか気が進まないとは思いますが…

 それでも叔父のお金への考え方が実は父親とは異なっていたり、祖父のお金感覚など…親族のお金に関する捉え方や考え方の話題は、普段なかなか聞く機会はありません。(いきなり投資なんて言葉を発したら親戚から反対されて話題が消滅してしまう可能性もありますが…)

 また、敢えて大人から子どもたちへお金について話題を振ってみるのも面白いかもしれませんね!

 子どもたちには、親族からも「貯えるだけではなくて、増やす方法も知っておく」ということを伝えてあげられると理想的ですね。

守ることと同時に増やすことも考えよう!

 大人になれば、日々の生活費だけでなく車の購入や住居に関する費用、将来の結婚や親の介護、さらには近年増えている災害などいざという時の備えなど、子どものときと比べてお金について考える機会は増えてきます。

 そんなとき、「まず貯金」という考えが根本にあるということは、「きちんと備えなければならない」という意識の表れとも言えます。これはとても大切なことです。

 ですが、現在は低金利に物価上昇、さらには円安など資産価値が下がる環境になってしまいました。

 お金は持っているだけでは価値が下がっていく時代です。

 ですから、大人になったからこそ、「貯める」だけでなく「お金を増やす」ということを大人も学ぶべき時代になってきたと言えます。

 「お年玉」というテーマで続けて書いてきましたが、子どもだけでなくそれを渡す私たち大人もお金についての認識を変えるべきタイミングと言えるのではないでしょうか。

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