昇級試験は何のための試験?

先日、社内昇級試験対策として、専門科目の講義や出題傾向の調査などの仕事がきました。
受験する社員には是非合格してもらいたいので、できる限りのフォローをしたいと思い引き受けましたが、依頼内容や過去問を確認していく中で、色々な疑問がでてきました。

「試験に受かるように、問題の解き方を教えるだけで本当にいいのか?」
「この試験で何を確認したいんだ?」
「試験に受かってさえしまえば、それでいいのか?」

「問題の解き方」ではなく、「物事の考え方」を教えた方が応用が効くし、実際の業務にも活かせるのでは?

(受験者の過去問解答を添削して)
確かに問題を解けていないけど、能力は十分にあるのでは?
(料理に例えると、材料は持っているけどレシピを知らない)
                  などなど

今まで事業所内で試験対策をやってこなかったみたいで、しっかりとした取り組みをするのは初めてのようでした(最近合格者が出ない)

個人の能力を測る試験なので、当然個人の行動が合否に大きく影響しますが、実は能力を活かすための教育がなかったことも、合格者が出ない一因のような気がします。

問題が解けて試験に合格するのが目的ではなく、個人が能力をフルに発揮できてレベルの高い仕事ができ、その結果試験に合格する、の方がみんなハッピーな気がします。

やる気があって能力もあるんだから、私がすべき仕事は、
・いかに能力を引き出せるようにするか
・いかに楽しく行動してもらうか
のような気がします。

全員合格できるように頑張ろう!


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