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ChatGPTとCanvaでマーケティング素材作成を劇的に効率化する方法

皆さんは広告やマーケティング素材の作成に悩んだことはありませんか? コピーライティングのアイデア出しに時間がかかったり、デザインのクオリティを上げるのが難しかったり、あるいは外注コストが膨らんでしまったり…。そんな悩みを抱えているマーケティング担当者の方々に朗報です。

実は、ChatGPTとCanvaをうまく活用することで、これらの課題を一気に解決できるのです。ChatGPTには優れた文章生成能力があり、Canvaには豊富な無料デザインテンプレートが用意されています。この二つのツールを組み合わせれば、時間とコストを大幅に削減しながら、プロ並みのマーケティング素材を自分で作ることができるのです。

今日は皆様に、実際にChatGPTとCanvaを使ってFacebook広告を作成する過程を step by stepでご紹介します。AIの力を借りて、魅力的な広告を効率的に量産する方法を具体的にお伝えしていきます。


1. ChatGPTによる広告用PR内容作成

ChatGPTに質の高い広告コピーを生成してもらうためには、適切なプロンプト(指示)を与えることが重要です。例えば、フィットネスに関する書籍をPRするためにFacebookに広告を出稿したいと思う場合、PR用の文章を作成するため、あなたならChatGPTにどのような指示を出しますか?

PR用文章を作成する際、注目すべきポイントは以下の3つです。

  • 広告の種類や目的を指定する

  • ターゲットとする顧客層を明確にする

  • 商品やサービスの特徴を具体的に伝える

上記のポイントに注意しつつ、具体的に指示を与えると、ChatGPTは的確かつ説得力のあるコピーを生成してくれます。

参考プロンプト:

私はフィットネストレーナーです。自ら出版したフィットネス関連書籍をPRするため、Facebook広告を出そうと考えています。ターゲットは20代~60代で、仕事が忙しく日々フィットネストレーニングができない方です。自宅で気軽にできるトレーニング方法を無料で伝授しますので、30日間チャレンジしたい方を募集しています。応募した方には、日々のトレーニングレッスンを行い、出版した書籍をもれなくプレゼントします。この書籍には、正しいトレーニング方法をわかりやすく図解で説明していますので、ぜひ多くの皆様に見ていただきたいです。

上記の内容を踏まえ、あなたはFacebook広告のプロとして、広告出稿用のPR文を書いてください。

上記のプロンプトをChatGPTに伝えると、上図のようにPR用文章をライティングしてもらえます。

生成された内容について、事実と合致しているか、広告表現として不適切な部分がないか、自分やブランドイメージと合わない表現がないかをよく確認し、人間の目と感性で微調整することも必要な場合があります。

2. Canvaを使った広告用画像の作成

魅力的な広告用PR文ができたら、次は見た目に訴求力のある画像を作る必要があります。ここでは、Canvaの豊富なテンプレートを使います。Canvaにログインしたら、まずFacebook広告のテンプレートをフィルタリングして探しましょう。

無地のFacebook投稿用テンプレートを選び、左側のツールメニューのデザインからPR文と関連するキーワードを入力すると、求めるテンプレートを探しやすくなります。

気に入ったテンプレートが見つかったら、あとは自由にカスタマイズしていきます。

画像のカスタマイズが完了したらダウンロードして一旦保存します。

3. Facebook広告マネージャーでの設定

ChatGPTとCanvaを駆使して魅力的な広告素材ができあがったら、いよいよFacebook広告マネージャーでの広告設定です。広告マネージャーページで新しい広告を作成し、設定を流れに沿って行えばOKです。ここでは画像をアップロードする部分から説明します。

まずは完成した画像をアップロードし、広告表示のフォーマットを指定します。

画像をアップロード済ましたら、ChatGPTで生成した広告コピーを、メインテキストと見出しにそれぞれ入力していきます。

入力が終わりましたら、最後にユーザーが広告をクリックした際に飛ぶ先のURLを指定します。

また、リンクのクリック数などの重要指標を計測できるよう、トラッキング設定も忘れずに行ってください。

後はプレビューでレイアウトを確認し、必要に応じて修正を加えたら広告を公開。

ターゲットとする見込みユーザーに向けて、AIとデザインの力を集結させた魅力的な広告を配信開始となります。

4. ChatGPTとCanvaの活用で得られるメリット

これまで見てきたように、ChatGPTとCanvaを活用することで、広告制作のプロセスを大きく効率化できます。

通常、コピーライターに発注したり、デザイナーと打ち合わせを重ねたりする必要があった広告制作が、ほぼリアルタイムかつ低コストで行えるようになるのです。すべての作業を内製化できるため、制作費を大幅に抑えられるのも大きなメリットと言えるでしょう。

また、ChatGPTは多彩なバリエーションのコピーを一瞬で提案してくれるため、アイデア出しに悩む必要もありません。ベストな表現を選び出し、磨きをかけていく作業に集中できます。Canvaのテンプレートを上手に活用することで、本格的なグラフィックデザインに見劣りしない、洗練された広告ビジュアルも簡単に作成可能です。

要するに、プロ並みのマーケティング素材を、誰もが手軽に制作できるようになる。それこそが、ChatGPTとCanvaの組み合わせがもたらす最大のメリットと言えます。

5. 注意点とさらなる活用法

ChatGPTとCanvaをフル活用すれば、マーケティング担当者の業務を大きく効率化できることは間違いありません。とはいえ、AIに頼りすぎるのも禁物。生成された広告コピーやデザインが、事実や商品の実態と合致しているか、ブランドイメージに相応しい表現になっているかは、必ず人間の目でチェックする必要があります。

また、出来上がった広告は、A/Bテストを通じて効果検証を行うことが大切です。機械的に大量生産するだけでなく、施策の成果を定量的に把握し、改善につなげるPDCAサイクルを回していくことが求められます。

FacebookやInstagramの広告以外にも、ChatGPTとCanvaの活用法は無限に広がります。YouTubeの動画広告、TwitterやTikTokの投稿、LPやバナー、ブログ記事のアイキャッチ画像など、あらゆるマーケティング素材の制作を強力にサポートしてくれます。

6. 要点まとめ

いかがでしたでしょうか?ChatGPTとCanvaを組み合わせるだけで、これまで時間と手間がかかっていたマーケティング素材の作成が、驚くほどスピーディかつ低コストで行えるようになります。機械的な作業はAIツールに任せつつ、戦略立案やブラッシュアップにリソースを集中させることで、マーケティングの成果を最大化できるます。

注意すべきことは、自動生成されたコピーをそのまま使用するのではなく、事実関係の確認とブランド戦略に照らし合わせた調整が必要です。量産した素材をA/Bテスト(最近はChatGPTに2枚の画像を渡すとどちらの画像が良いか判断するのとその理由を聞かせてくれます)にかけ、効果の高いパターンを見極めていくことも重要です。

ChatGPTとCanvaを私たちの創造力を増幅するツールとして活用しながら、戦略的で洞察に富んだマーケティング施策を打ち出していくことが、これからのマーケターには求められます。

AIの力を借りつつ、人間ならではの感性とアイデアを発揮する。そんな働き方こそが、デジタル時代のマーケティングを成功に導くのではないでしょうか。ChatGPTとCanvaを味方につけて、皆さんもオリジナルの広告表現を探してみてください。

以上、ChatGPTとCanvaを使ったマーケティング素材の作成方法についてお伝えしました。

本記事が、皆さんのマーケティング活動の一助となれば幸いです。それでは、今日はこのへんで失礼いたします。次回の記事もお楽しみに!

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