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クルマ好きに贈るエッセイその1「日本車のデザインについて」

    クルマについてエッセイを書くことにした。


     第一回のテーマは「日本車のデザインについて」。


   
    最近の日本車は、デザインレスなクルマばかりで、つまらない。


   
    いわゆる「トヨタ顔」「ホンダ顔」など、そのメーカーのクルマとすぐにわかるデザインを主流にしていた時代もあったが、いまはそれもほとんど消え失せた。


    セダンタイプのファミリーカーがどんどんなくなり、売れ筋のSUVがラインナップの中心を占める現状だ。


    スポーツカーが売れなくなり、見栄えの良いSUVが取って代わるようになった、とも。


    企業の論理から言って、いくら良いクルマを作っても、売れなければ消えていく運命にあるわけだ。


    冒険をするより、売れるクルマを作ったほうが儲かる。


    いきおい、デザインレスなつまらないクルマが主流となる。


    日本人は売れるものが好きなのである。


    時代は少しさかのぼるが、マツダのデミオというファミリーカーがあった。


    フランス車を思わせる、流麗なラインと丸みを帯びており、購入を考えた時期もある。それほど気に入っていたわけだ。


    2007年から2014年まで生産された3代目デミオは、よく売れた。デザインが良いうえ、カラーバリエーションも豊富で、わかる人にはわかるクルマだった。


    
    

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