コレサワ

コレサワがすきだ。
あたしを彼女にしたいならが大ヒットしていた7年前わたしは16才だった。
恋愛経験なんて一個もなかったわたしをきゅんきゅんさせてくれる彼女の歌詞が大好きでわたしの青春はコレサワだった。
まともな恋愛をしたことのないあたしが、たばこだとか悪いユメだとかを聞いて、本当に苦しい気持ちになったり、君とインドカレーや君と満員電車を聞いてまだ出会っていない片思い相手に思いを馳せていたのはあまりに彼女の歌が素直だからなのだろう。

大学生になりわたしはこの4年間で様々な恋愛をした。でもわたしの、コレサワの曲を聞いた時の気持ちを元恋人たちに向けたことはなかった。
わかりやすく言えば恋焦がれていた恋愛なんて虚像に過ぎなかった。

わたしの恋愛観はコレサワに形成された。
それを超えることはない。
それを超える恋愛なんてできない。それは私が未熟すぎるからなのだろうか。わからないけど、わたしはコレサワの曲みたいな恋愛ができなかったしこれからもできなさそうだ。

でもいい。コレサワの曲は今日もわたしをキュンキュンさせてときにしっかり寄り添ってわたしを守ってくれる。ありがとう。コレサワ

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