戦前 この国では、「相互発達段階」にあった人の割合は 5% にも達していたに相異ない
第二次大戦において、日本人は日本のためというよりも、むしろ戦争によって利益を得た国々のために、偉大なる歴史を残したと言わねばならない。その国々とは、日本の掲げた短命な理想であった大東亜共栄圏に含まれていた国々である。日本人が歴史上に残した業績の意義は、西洋人以外の人類の面前において、アジアとアフリカを支配してきた西洋人が、過去200年の間に考えられていたような、不敗の半神ではないことを明らかに示した点にある(アーノルド・トインビー、『オブザーバー』紙上にて、1956年:「世界から恐れられた七人の日本人」より)
日本の存在しない世界を想像してみたらよい。もし日本なかりせば、ヨーロッパとアメリカが世界の工業国を支配していただろう。欧米が基準と価格を決め、欧米だけにしか作れない製品を買うために、世界中の国はその価格を押しつけられていただろう。(中略)もし日本なかりせば、世界はまったく違う様相を呈していただろう。超富める北側はますます富み、貧しい南側はますます貧しくなっていたと言っても過言ではない。北側のヨーロッパは、永遠に世界を支豪州東アジア配したことだろう。(マハティール・モハマド、欧州・東アジア経済フォーラムにて、1992年10月14日)