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書くのが苦手な子も絶対書けるようになるスケッチ作文とは?【無料ワークシートあり】

こんにちは。finditsです。

今の日本の子供達が抱える「作文が嫌い」という問題に対して、こんな記事を掲載しました。

ここでも書いたように、感想文は子どもが書くには結構難しいお題です。そこで、まず書くことに慣れたい、苦手を克服したいというお子さんのために、見たものを文にする「スケッチ作文」を提案しています。


海外の子どもは当たり前のようにやってるスケッチ作文


見たものをそのまま書いてみる。意外とこれ、やったことない人は多いのではないでしょうか?

こうした見たことを書く文章スタイルは「Descriptive writing」といって、欧米の子供達は学校で習います。言葉通り、描写することにフォーカスした文章法で、
「どんなふうに見えるか」
「どんな手触りか」
「どんな臭いか」
「どんな音か」
「どんな味か」

自分の五感で感じ取ったことを言葉にしていきます。
色やサイズ、感触かといったことを書くのは、感想を書くことより難しくありません。それに慣れていくと、物事を見る解像度が上がっていき、より細かな部分や、その子だけが気づいた部分を描写できるようになります。

プロの書き手になるためにも不可欠なスキル


ちなみにこの手法、私が出版社に入りたての新人編集者の時にトレーニングを受けた方法ととても似ています。

キャリアの初めは小さな記事から。例えば、商品紹介、新しくオープンした店の紹介、イベント開催のお知らせ…など、新聞、雑誌、ウェブでおなじみのものです。これらの記事は、ひたすら「どこで」「なにを」「規模やサイズ」「色や質感」など、見たままの事実をいかにわかりやすく伝えるかを求められ、どこにも自分の意見や感想を挟む余地はありません。

けれども、そうやってたくさんの記事を書き慣れていくと、どんなことにフォーカスをしたらいいのか、読み手が欲しい情報は何かがわかるようになってくるのです。

それができるようになったら、もっと長めの取材記事、インタビュー記事などもこなせるようになっていきます。
つまり、はじめから原稿用紙1枚の感想文は書けなくて当たり前。少しずつ、楽しみながら書くことに慣れていくことで、段々書く力がついていくのです。

スケッチ作文をやってみる


これから少しずつ、スケッチ作文のワークシートをアップしていきます。
日々チェックして、お好きなシートをダウンロードして、書き込んでみてください。
第一弾は記事にも出てくる「ふでばこ」です。

ここでやることは、日本の学校でやるような作文用紙のマス目を埋めていく文章トレーニングではありません。
目に見えたものを言語化することが目的なので、「はじめ」も「おわり」も書かなくて構いません。


【findits クリエイティブ作文講座「スケッチ作文・ふでばこ」】に入っているもの
・お子さんへのチュートリアル
・ワークシート

ワークシートはこちらから