FiNCのブランドガイドラインを解説します!
みなさんこんにちは!
株式会社FiNC Technologies(以下、「FiNC」)デザイナーのebikawaです。
突然ですが、FiNCのデザインって、一瞬で「あ、FiNCだな」って認識できるなと感じませんか?
私は実際、入社前にユーザーとしてこのことを感じていて、色やフォント、ロゴなど、どのように規定されているのだろう?その背景にあるコンセプトも気になるな、と感じていました。
今回の記事では、FiNCのブランドガイドライン(FiNC BrandBook)について詳しく解説していこうと思います!
FiNC BrandBookの制定時期
FiNCは2019年に、Reブランディングプロジェクトとして外部のエージェンシーと共に、「FiNC」というサービスはどういったものなのか、言葉の整理を行い、コンセプトに落とし込み、ビジュアル化していきました。
(ブランディングプロジェクトの内容は、当時の責任者 執行役員小出の記事をご覧ください!https://note.com/seiya0622/n/n651ff2eb0e51)
Brand Vision
言葉の整理を行い、FiNCのブランドビジョンは「Better Together」という言葉にまとめられました。
みなさんのよきパートナーとして一緒になって人生を健やかに楽しくしていきたい。FiNCの最先端のテクノロジーを駆使し、専門的な知識でもって、みなさんを支えていきたい。それを手間なく、楽しくできるようにしていきたい。そんな思いが込められています。
「Better」=「より良い・笑顔」 「Together」=「一緒に・パートナー」
健康になりたい思いや気持ちは誰にでもあると思います。
だけど、一人だと続かなかったり、辛いことばかりだと毎日続けるのはしんどかったり…
私も実際そうです。誰かに励まされたりしないと続かないし、何か頑張った後に楽しいことがあったり、健康になるための行動自体が楽しくないとなかなか続けることは難しいのかなと思ったりします。
そんな楽しく健康になりたいみなさまに、FiNCは寄り添っているんだな…ということを、このコンセプトを読んで改めて感じました。
そして、このコンセプト自体は以前のVision/Missionをベースに策定されたものです。
FiNCは2021年の4月に、Vision/Mission/Valueを刷新しています。
(刷新時の記事もぜひご覧になってください!https://www.wantedly.com/companies/finc/post_articles/322142)
このような時代の変化に合わせ、今後BrandBookの内容を見直すことがあるかもしれませんが、その際にはまた詳細についてご紹介できればと考えております!
FiNC FACE(通称:フィンクちゃん)
FiNCアプリのアイコンになっていたり、アプリ内でアドバイスをくれたりする、非常に頼りになるフィンクちゃんです。
個人的にもかなり愛着があり…フィンクちゃんが話す口調もあると思うのですが、親しみやすい印象がありますよね。
そして、ただ親しみやすいだけでなく、フィンクちゃんには先ほど解説したコンセプトの思いがしっかりこの形状に込められています。
先ほどご紹介した「Better Together」
Betterで表現されているのはSmile(笑顔)
Togetherで表現されるのはBuddy(パートナー)です。
FiNC U部分単体では成立しない、円という完全な形が欠けた形になってることで、「FiNCがユーザーのBUDDYになる、支えていく」ということを表しています。
フォント
指定のフォントは、欧文が「Gotham」、
和文は「游ゴシック体」を使用しています。
当時一緒にプロジェクトを進めていたエージェンシー提案のフォントだったとのことですが、選定基準として「信頼感」や、「ウエイトの種類がたくさんあること」を重視して選んだそうです。
Gothamと游ゴシックはFiNCのクリエイティブの様々な場面で使用します。
例えば、アプリ内のPOPUPでは、メリハリのある強めのデザインを制作したり、
ナチュラルな印象に仕上げたい時など、様々なテイストを制作します。
ウエイトの幅があるので、デザインのテイストに合わせて適切なフォントを選ぶことができるなと日々感じています。
ロゴ
FiNCのロゴは、先ほどご紹介したGothamをベースに作られています。
そして、そのままGothamの形状を使用するのではなく、パッとみた時に印象に残るようFのBarをあえて重心を下側に持たせて「違和感」を出すように工夫されています。
色
色に関して、FiNCはPINKのイメージが強いかと思います。
主要ブランドの色として使用しているピンクは、「FiNC PINK」と名付けています。
そもそも、なぜPINKにしたのかという点に関しては、当時ヘルスケアの分野では健康を表すグリーンを使用しているものが多かったので、他と差別化を図るため、そして、
健康において重要な体温が温かくなり、心がドキドキするようすを表したグラデーションを作り、その両サイドのカラーのピンクと黄色をプライマリーカラーとしたそうです。
なんとなく、FiNC PINKを見ると、心が躍ってワクワクする感じがしますよね。FiNCに入社して、ますます愛着が沸きました。
エレメントパターン
そして、これまでの色、フィンクちゃんやロゴを組み合わせて使用したエレメントパターンはこちらです!
FiNCちゃんの項目でご紹介した、FiNC Uが使用されています。
最初みた時はおしゃれだからこの形を使ってるのかな・・ぐらいに思っていたのですが、どのエレメントにもきちんと意味があるのだということを感じました。
Creative Direction
そして、FiNCの姿勢やサービスを適切に表現するため、3つのコアとなるコンセプトを定めています。
例えば言葉の選び方や語り口、写真の選び方やクリエイティブの表現など、あらゆる表現物においてこの考え方が反映されています。
STORYTELLINGは、例えばFiNCのECサイトである、FiNC MALLで商品を紹介するときなどに、きちんとユーザーに利用シーンをイメージしやすくするように写真をチョイスしたり、説明を加えたりするなど、ユーザー視点でメッセージを伝えていくことを大切にする考え方です。
VITALは、生命力やエネルギーや熱量を伝えるためのキーワードです。
例えば、ダイエットの訴求をする際に、太っている女性の写真やファストフードの写真を使うなど、ネガティブな訴求はせず、元気で健康的で明るいイメージを使用する、という考え方です。
SMILYは、笑顔・笑顔に導こうという姿勢を示しています。FiNCを通じて行う健康活動を「辛い」という表現はせずに、楽しそうだな、明るい未来が待っている、など「楽しさ」を伝えることが大切だという考え方です。
このベースの考え方を知って、私がなぜFiNCのクリエイティブをみてワクワクするのか、やってみたいなと感じるのか、筋が通ったような気がしました。
この視点を意識しながら、ぜひFiNCのクリエイティブを観察してみてください!
終わりに
いかがだったでしょうか?
Brand Bookを通じて、FiNCの目指しているものやFiNCの思いや考え方が少しでも皆様に伝わるといいなと感じています。
そして、この記事を読んで、少しでもFiNCに興味を持ってくださった方がいらっしゃれば、ぜひ採用ページを覗いてみてください。
現在、デザイナー職では以下の職種を募集しております!!
https://herp.careers/v1/finctech/HPTMkPj78yoe